アストン・ビラが終盤に同点弾と思われるも…腕の付け根がオフサイド判定を受けて取り消しに

 プレミアリーグのアストン・ビラは現地時間11月30日、敵地でリーグ第10節ウェストハム戦に臨み、1-2の敗戦を喫した。試合終了間際にはFWオリー・ワトキンスが同点弾を決めたかに見えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認の末、オフサイドの判定で取り消し。“ミリ単位”での判定に、英メディアは「馬鹿げたVAR」と非難の声を強めている。

 試合は前半2分、ホームのウェストハムがイタリア代表DFアンジェロ・オグボンナのゴールで先制。一方のアストン・ビラも同25分にイングランド代表FWジャック・グリーリッシュのゴールで同点に追い付き、1-1で後半を迎える。

 後半も開始早々にウェストハムがゴールを決めて再びリードを奪う展開となるなか、同29分にアストン・ビラはPKを獲得。しかし、ワトキンスのキックはバーを叩き、同点とするチャンスを逃してしまう。

 絶体絶命のアストン・ビラだったが、後半アディショナルタイムに左サイドからのクロスをワトキンスが合わせてネットを揺らす。名誉挽回の同点弾かと思われたが、VARによる確認の結果、左腕の付け根がわずかに出ているということでオフサイドと判定され、ゴールは取り返しに。結局、アストン・ビラは1-2で敗戦を喫することとなった。

 先日にはリバプールのゴールが似たような形で取り消しとなり、物議を醸したばかり。英紙「ザ・サン」公式インスタグラムは該当シーンの画像とともに「これはもうフットボールじゃない」と投稿し、現状に疑問を投げかけている。

 また、英メディア「スポーツ・バイブル」は「新たな馬鹿げたVAR判定でアストン・ビラの同点弾が取り返し」と厳しい論調で指摘。記事ではワトキンスがDFからファウルを受け、バランスを崩して腕を前に出していたのではないかとしており、単純なルールの適用に問題がある可能性にも言及していた。

 リプレーによって場面が切り取られ、厳密にルールが適用される以上、こうした事態も起こり得るのは事実。“サッカーの母国”では、VARに関する議論がまだまだ続いていくことになりそうだ。

Football ZONE web編集部