今年6月末で契約満了も延長交渉の行方は不透明、調子の波と高額年俸がネックか

 ブンデスリーガ2部ハノーファーに所属する日本代表MF原口元気の去就への関心が、現地メディアで高まりつつある。原口とハノーファーとの契約は今年6月末で満了となるが、現在に至るまで契約延長の発表は出ていない。その理由としてドイツメディア「SPORTBUZZER」は、原口の調子の波と高額年俸を挙げている。

 ハノーファーでエースナンバーの背番号10をつけている原口は、今季ここまでリーグ戦全試合に先発出場し3ゴール5アシストを記録。16日に行われた第16節ザンクトパウリ戦(2-3)では2ゴールを決める活躍を見せた。

 原口について「SPORTBUZZER」は、「ハノーファーのトレーナーの車の助手席は、原口によっていつも占められている。彼は練習後には毎回この車に乗り込むのだが、それはこの日本人が怠け者ということではなく、むしろ逆だ。彼がトレーナーの車を止めているのは体を診てもらって怪我を予防するためだ。原口はこれまで怪我をほとんどしたことがない。また、ザンクトパウリ戦では2分間で2ゴールをマークし、原口は自身が2部リーグでは最もスピードと多様性のある完璧な選手の1人であることを示した」と、普段からの徹底した体調管理とポテンシャルの高さを認めている。

 その一方で、「しかし、原口が自分の才能をこれまで十分に発揮してきたとは言い難い。そして、ハノーファーが彼に対して契約延長のオファーの提示を遅らせている理由の一つもそこにある」と原口のパフォーマンスに波があり、それがハノーファーが契約延長に踏み切れずにいる理由だと指摘している。

 また、原口の現在の給料が高すぎるのもハノーファーにとってはネックになっているようだ。同メディアは、「2018年にハノーファーに加入して以来、原口は1部リーグの選手並みの給料を得ている。当時ハノーファーは1部にいたし、また1部に戻りたいと思っているが、先日のザンクトパウリ戦での敗北後、マーティン・キント会長は『昇格はもう我々には関係のないテーマだろう』と発言した。これによって、原口は彼の給料を2部のレベルに合わせる必要に迫られている」としている。

 自動昇格圏内の2位ボーフムとは勝ち点9差、プレーオフ出場圏内の3位デュッセルドルフとは同7差と、決して絶望的な状況ではないが、7勝2分7敗と思うように勝ち点を積み上げられない現状では、ドイツメディアからこうした論調が出てしまうのは致し方ないところだろう。果たして原口とハノーファーは、後半戦でどんなパフォーマンスを見せ、シーズン終了後にどのような決断を下すのだろうか。

Football ZONE web編集部