ファン・バステン氏、長期離脱中のファン・ダイクの復帰時期に持論

 オランダの英雄FWマルコ・ファン・バステン氏が、現在負傷で長期離脱中のリバプールDFフィルジル・ファン・ダイクの欧州選手権(EURO)出場を熱望している。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 ファン・ダイクは昨年10月、エバートンとのマージーサイド・ダービーでイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードからタックルを受けて右膝靭帯損傷、長期の戦線離脱となった。順調にリハビリのメニューをこなしているものの、今季中に復帰できるかどうかは未定。開催が1年延期となった今夏のEURO出場も危ぶまれているところだ。

 そうしたなか、オランダ代表のレジェンドであるファン・バステン氏はたとえシーズン中の復帰は叶わなくても、6月に開幕するEUROへファン・ダイクが参加することを懇願しているという。そのためにはリバプールでの復帰を急がず、EURO本大会に照準を合わせるべきだと考えているようだ。

 同氏は次のように語っている。

「もしフィルジルが6月の欧州選手権にオランダ代表として参加して、コンディションをピークまで上げることができれば何試合かには出場できるだろう。それは選手だけではなく、クラブにとってもプラスになるだろう。来シーズンの開幕に向けてトップレベルでプレーすることになるので、リバプールとクロップにとっても最高の状態になる」

 ファン・バステン氏はACミラン加入初年度だった1987-88シーズンに足首の怪我に苦しみ、その年の大半を棒に振った。しかし、直後に開催されたEURO西ドイツ大会ではオランダを初優勝に導く活躍を見せてバロンドールを受賞。翌年もハイパフォーマンスを維持し、2年連続でバロンドールを獲得している。現在リハビリを続けるファン・ダイクに、当時の自分の姿を重ねているようだ。

 同紙は「マルコ・ファン・バステンはフィルジル・ファン・ダイクのEURO出場の夢を台無しにしないように主張している」との見出しで報じている。およそ半年間、ピッチから遠ざかっているファン・ダイク。ファン・バステン氏の願いは届き、EUROの舞台に立つことはできるのだろうか。

Football ZONE web編集部