元英代表FWリネカー氏、反対意見が支配的の新リーグ構想に見解

 欧州ではスペインの強豪レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長を旗頭にした、ビッグクラブによる欧州スーパーリーグ構想が大きな話題をさらっている。批判が多く飛び交う中、元イングランド代表の“英雄”FWギャリー・リネカー氏は、ツイッターで皮肉った。

 現地時間18日に発表された構想では、レアルのペレス会長が初代会長を務める。イタリア・セリエAの名門ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長は、すでにUEFAの理事を辞任。こうしたビッグクラブのうちスペイン、イタリア、イングランドの12クラブがすでに参加を明言し、さらにドイツなどから3クラブを加えた15クラブが固定メンバーに。さらに5クラブを加えた20クラブでのリーグ戦構想を打ち出した。

 ペレス会長らが自分たちの正当性を訴える一方で、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)は猛反発。すでに、所属クラブや選手を対象に、ワールドカップ(W杯)を頂点とする代表チームの試合やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)などクラブの公式戦から除外する対抗措置を取る可能性を公にして、対立が進んでいる。

 現時点ではファンからの反発も強く、選手やクラブ首脳も含めて反対意見が支配的だ。これを受けリネカー氏は「VARがサッカー界でもっとも忌み嫌われた者でなくなったのは驚きだね」と皮肉な言葉をツイッターに投稿。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を超える嫌われものが何になったのかは明らかだ。

 サッカー界に過去最大級の分断を生み出そうとしているスーパーリーグ構想はどのような着地点を迎えるのか。現役時代にイングランド代表でW杯の得点王も獲得したストライカーは、冷ややかな目で見ているようだ。

Football ZONE web編集部