浦和FWユンカーの2得点などで前半だけで3失点、後半の反撃実らず敗戦

 ガンバ大阪は監督交代初戦となった16日のリーグ戦、浦和レッズをホームに迎えたゲームで0-3の完敗。ショック療法とも言えるカンフル剤は機能しなかった。

 G大阪は14日に宮本恒靖監督との契約を解除したことを発表。後任は改めて発表するとして、当面は松波正信強化アカデミー部長が兼務するとした初戦だった。オーソドックスな4-4-2のシステムを組み、右サイドハーフに攻撃力のあるMFチアゴ・アウベスを配置。2トップはFW宇佐美貴史とFW一美和成が組んだ。

 一方の浦和は、前節にJ1デビューした18歳のGK鈴木彩艶が継続スタメン。MF柴戸海が負傷から復帰し、古巣対決になるMF田中達也が右サイドハーフに入った。

 立ち上がりはモチベーションにも変化が生まれたG大阪が球際も激しくハイプレスに出た。浦和も楽にボールを持たせてもらえなかったが、その勢いがひと段落するタイミングに試合が動いた。浦和は左サイドから前進すると、FW武藤雄樹が右足クロス。これがファーサイドに流れ、田中が再び中央へ浮き球を入れると、デンマーク人FWキャスパー・ユンカーがヘディングで押し込んだ。

 ユンカーは登録ウインドー締め切り前日の4月1日に、ノルウェー1部FKボーデ/グリムトからの獲得が発表された新外国人ストライカー。昨季のノルウェーリーグ25試合27得点でMVPと得点王をダブル受賞したユンカーは、5日にルヴァン杯の柏レイソル戦でデビュー戦の初ゴールを決めてから、浦和のクラブ史上初のデビューから公式戦3試合連続ゴールになった。

 さらに浦和は同20分、ユンカーの大きなサイドチェンジを受けたDF明本考浩が左足で入れた低いクロスを、逆サイドから入ってきた田中が押し込んで2点目。さらに同40分には、田中の突破をG大阪のDF昌子源が止めたかに見えたがクリアミスし、そのこぼれ球をゴール前に送られるとユンカーに押し込んだ。浦和が3-0とリードして前半を終えた。

 後半からG大阪はアウベスと一美を下げてFWレアンドロ・ペレイラとFW塚本大を投入したが、機能性は高まらず。逆に浦和は19日のルヴァン杯、横浜FC戦を見越してユンカーとMF小泉佳穂を後半11分で下げる余裕も見せた。

 G大阪は同26分に宇佐美に代えてFWパトリックも投入したが、反撃の1点を奪うこともできずに試合終了。浦和がリーグ2連勝とした一方で、監督交代での“ブースト”も発動できなかったG大阪は3連敗。連続未勝利も6試合に伸びてしまった。

Football ZONE web編集部