クラブではトップ下でフル稼働、代表での主戦場・サイドハーフとの違いに言及

 カタール・ワールドカップアジア2次予選・キルギス戦(15日/パナソニックスタジアム吹田)に向けて調整する日本代表MF原口元気(ウニオン・ベルリン)が13日、オンライン会見に応じ「自分のパフォーマンスには納得いっていない」と、今回の代表活動における心境を語った。

 原口は3月シリーズ(国際親善試合・韓国戦/3-0、W杯2次予選・モンゴル/14-0)で招集メンバーから外れたため、2021年に入ってからの代表活動は初参加。これまで左サイドハーフを主戦場に出場機会を重ねてきたが、2列目ではMF南野拓実(リバプール)、MF鎌田大地(フランクフルト)らが存在感を示しており、ここまでの3試合(U-24代表戦を除く)で先発したのはタジキスタン戦(7日/4-1)のみとなっている。

 そのタジキスタン戦でも、前半のみで途中交代となったため、プレータイムは決して多くはない。現状について原口は「自分のパフォーマンスには納得いっていないので、出場時間も含め仕方ないと思っている」と率直な思いを語りつつ「前線に良いタレントがいる中でやっているので、自分も結果を出していきたい」と意欲を見せた。

 今オフにウニオンへ移籍を果たした原口は、前所属のハノーファー(ドイツ)で今季リーグ戦全34試合に先発出場し、9ゴール7アシストをマーク。攻撃を牽引する働きぶりで現地での評価を高めた一方、満を持して合流した代表では「納得いっていない」と首をかしげる。その要因は起用ポジションの違いにあると、原口は指摘する。

「シーズンを通してほぼ真ん中でプレーしていたので、サイドでの、フィジカル的な部分での求められるものが違う。サイドでのアップダウンは久々だった。今回それを認識できた。移籍先のウニオンでも恐らく真ん中で、代表ではサイド。そのコンディショニングも考えなければいけないと思っている」

 今季のハノーファーでは、センターフォワードの一列後ろのポジションである「トップ下」が主戦場となったことで、代表での持ち場となるサイドハーフでのプレーに感覚的な”ズレ”が生じているという。移籍先でもトップ下での起用が予想されるため「どっちでも高い水準でできないと。代表もクラブもすごく大事なので、両方の準備をしないといけない。次のシーズンの課題になってくると思う」と口にする。

 今後、クラブではトップ下、代表ではサイドハーフでの役割が求められそうな原口。「残り1試合あるので自分自身も結果を出せたらシーズン最後を良い形で締めくくれて最終予選に向かっていける」と意気込むアタッカーは、さらなる進化へ歩みを進めている。

Football ZONE web編集部