A代表トリオが守備の要 橋岡はセンターバックと右サイドバックで控え候補

 森保一監督率いるU-24日本代表は、東京五輪に臨むメンバー18人を発表した。オーバーエイジのDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF遠藤航(シュツットガルト)をはじめ、MF堂安律(ビーレフェルト→未定)、MF久保建英(ヘタフェ)ら順当な顔ぶれが並んだ。フランス、メキシコ、南アフリカと同居するグループリーグをどのように戦い抜くか、陣容を予想した。

<GK>
谷 晃生(湘南ベルマーレ/20歳)
大迫敬介(サンフレッチェ広島/21歳)

 飛び級で6月シリーズに招集されていた18歳の鈴木彩艶(浦和レッズ)の“サプライズ選出”も噂されたが、最終的にはチーム発足からゴールマウスを守ってきた大迫、昨季から飛躍を遂げている谷と順当な選出となった。A代表経験者でダイナミックなセービングを持ち味とする大迫、キック精度の高い谷を相手によって使い分けることになるか。

<DF>
酒井宏樹(浦和レッズ/31歳)※オーバーエイジ
中山雄太(ズウォレ/24歳)
板倉 滉(フローニンゲン/24歳)
吉田麻也(サンプドリア/32歳)※オーバーエイジ
旗手怜央(川崎フロンターレ/23歳)
冨安健洋(ボローニャ/22歳)
橋岡大樹(シント=トロイデン/22歳)

 右サイドバックに酒井、センターに吉田と冨安の“A代表トリオ”はレギュラーが当確。攻撃陣が攻めに注力できる安心感をもたらすだろう。6月シリーズ中に膝の違和感で離脱した冨安の状態は気になるところだが、緊急事態や冨安を欠くシチュエーションでは橋岡、板倉、さらには中山が代役候補となりそうだ。左サイドバックはどちらも本職の選手ではないが、守備の中山・攻撃の旗手と特徴が異なる。

2列目はスタメン相馬、ジョーカー役に三笘の形が基本線か

<MF>
遠藤 航(シュツットガルト/28歳)※オーバーエイジ
久保建英(ヘタフェ/20歳)
三好康児(アントワープ/24歳)
堂安 律(ビーレフェルト→未定/22歳)
三笘 薫(川崎フロンターレ/24歳)
相馬勇紀(名古屋グランパス/24歳)
田中 碧(川崎フロンターレ/22歳)

 U-24ガーナ戦、ジャマイカA代表戦の出来を含めて、遠藤と田中のボランチコンビは攻守においてチームの鍵を握る。どちらもデュエルを得意とするスタイルゆえに消耗度も激しい分、板倉や中山の“スポット起用”も考えられるだろう。

 期待の2列目は、堂安と久保の2枚看板と相性の良さを示した相馬が第1オプションか。U-24ガーナ戦では相馬が左サイドで張る形を見せていたが、本人もメンバー発表直後にオンライン会見で「それが一つメインになってくる。(久保)建英と(堂安)律のプレーの特徴、僕の特徴を考えると、彼らは中に入ってやりたいタイプで、僕も外に張って仕掛けるのが得意。自然と特徴がマッチしているという感覚があります。それを含めてガーナ戦の得点みたいに、90分通して時間が経つごとに相手に隙が生まれてくるはずなので、そこを逃さず使っていくことになると思います」と語っている。

 三笘は個の打開力を生かして“ジョーカー役”、旗手は左サイドバックだけではなく、2列目はどこでもこなせるユーティリティー性が生きそうだ。

<FW>
前田大然(横浜F・マリノス/23歳
上田綺世(鹿島アントラーズ/22歳)

 チーム発足から最多の17ゴールを挙げている上田は、6月の親善試合で2試合連続弾をマーク。ポストプレーや裏の抜け出しなど引き出しの多さを考えれば、1トップの軸となるのは間違いない。

 前田の韋駄天は魅力だが、直前のテストマッチでは結果を残せなかった。北京五輪4枠、ロンドン五輪4枠、リオ五輪3枠がFWに割かれてきたなか、今回はわずか2枠。多くの候補から選りすぐられたFW陣には、ゴールという結果が求められる。

Football ZONE web編集部