バルサでメッシと共闘した当時の“立場”に言及 「僕がメッシとプレーしたのではない」

 元カメルーン代表FWサミュエル・エトーは、バルセロナのレジェンドの一人だ。2004-05、05-06シーズンには、元ブラジル代表FWロナウジーニョ、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとともに、驚異の攻撃ユニットを形成し、リーガ・エスパニョーラ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)と数々のタイトルを獲得した。2人のバロンドール受賞選手とプレーしたエトーだが、米大手スポーツサイト「ESPN」の取材中に、笑いながらも、プライドをのぞかせた。

 バルセロナは、これまで5度のCL優勝を果たしているが、そのうちの2回の決勝で優勝を決めるゴールを決めたのが、エトーである。04-05シーズンにマジョルカからバルサに加入したエトーは、同シーズンにトップチームでデビューを果たしたメッシ、さらに加入2年目を迎えていたロナウジーニョと3トップを組み、05-06シーズンにはリーガとCLの二冠を達成した。

 今では史上最多6度のバロンドールを受賞し、今夏にはコパ・アメリカ制覇も成し遂げて、アルゼンチン代表での初タイトルも加えたメッシは、21年のバロンドール最有力候補にも挙げられている。だが、09年までバルサでプレーし、同年のチーム史上初となる3冠などに貢献して、通算234試合で152得点を挙げたエトーは、記者に「メッシともプレーしましたね?」と問われると、反応した。

「いいや、違うね。メッシが僕とプレーしたんだ。僕がメッシとプレーしたのではない。僕がいた頃は、メッシが僕とプレーしたんだ。間違っているよ。完全に間違っている」と、笑いながら、当時の主語になるべきはメッシではなく、自分だったと“格付け”に持論を述べている。

 プライドをのぞかせたエトーだが、メッシへの本心は別にある。彼は、メッシがバルサを去ることになるのであれば、カンプ・ノウというスタジアム名を変更し、メッシの名前を含めたものにするべきだと主張している。そして、「メッシと一緒にプレーすることができ、彼のサッカーを楽しみ、共有できたことは、この上なく光栄なことだった」と、語っている。

 クラブのレジェンドからも、一目置かれているメッシ。一日も早く彼とクラブとの契約延長が正式発表になることを、エトーも願っているはずだ。

Football ZONE web編集部