前半の決定的ピンチで好セーブ披露、GK谷晃生のパフォーマンスを評価

 U-24日本代表は3日、東京五輪サッカー男子の準決勝でスペイン代表と対戦し、延長後半10分に献上した決勝点により、0-1で敗戦。悲願の金メダルの夢が潰えたなか、対戦国メディアはGK谷晃生のパフォーマンスを「ベストプレーヤーの1人」と称えている。

 準々決勝でニュージーランド代表をPK戦の末に下し、2大会ぶり3回目のベスト4進出を果たした日本は、立ち上がりからボールポゼッションで優位に立ったスペインを前に、カウンターからチャンスを窺う形で試合を展開。自陣に押し込まれる時間が長く、思うように攻めに転じられないまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半も流れは変わらず、スペインに押されながらも粘りの守備で耐え、スコアレスのまま延長戦へ突入。久保、堂安をベンチに下げワンチャンスを狙ったが、延長後半10分、ペナルティーエリア内から最後はFWマルコ・アセンシオに鮮やかな一撃を叩き込まれ先制を許す。

 後がなくなった日本は、セットプレーのチャンスで守護神の谷も前線に上がり同点ゴールを狙ったが、スペインにそのまま逃げ切られ0-1で敗戦。1968年メキシコ五輪以来、53年ぶりとなる銅メダル獲得に向け、メキシコとの3位決定戦(6日)へ回ることになった。

 試合後、スペイン紙「AS」は、速報記事のサマリーレポートで「マルコ・アセンシオは、日本との延長戦でヒーローとなり、スペインを2020年東京オリンピックの決勝戦に送り出した」と、自国選手の活躍を称えた一方、日本のゴールマウスを守った谷については「日本のベストプレーヤーの1人」と評価。その根拠として、前半39分にFWラファ・ミルに抜け出され決定的なピンチを迎えながらもシュートセーブに成功した点を挙げ、「キーパーが勝利した」と綴っている。

 準々決勝のニュージーランド戦でも安定したパフォーマンスが光った谷。アセンシオの鮮やかな決勝ゴールは防げなかったものの、そのプレーぶりはスペインメディアの目に留まっていた。

Football ZONE web編集部