移籍期限間近での獲得にも、「パニック・バイとは程遠いことはすでに明らか」と言及

 プレミアリーグの名門アーセナルに加入した日本代表DF冨安健洋は、デビューから2試合連続スタメン出場で2連勝に貢献した。英紙「デイリー・エクスプレス」は、「すでに2倍の価値」とその活躍を高く評価している。

 アーセナルは、冨安のデビュー戦となった前節ノリッジ・シティ戦(1-0)戦で今季初勝利。ミケル・アルテタ監督は18日のプレミアリーグ第5節バーンリー戦(1-0)で冨安を2試合連続で先発起用し、そのほかの守備陣はイングランド代表DFベン・ホワイト、ブラジル人DFガブリエウ、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーと、ノリッジ戦と同じメンバーを並べた。

 右サイドバックに入った冨安は、序盤からクロスに的確に対応。ゴール前に放り込まれても、バーンリーのFWアシュリー・バーンズ、東京五輪でも対戦したニュージーランド代表FWクリス・ウッドの屈強な攻撃を封じ、前半39分にはバーンズの決定機を冨安とガブリエウが戻ってブロックで阻止した。

 冨安は後半、途中出場したバーンリーのコートジボワール代表FWマクスウェル・コルネと何度も対峙するも、自由なプレーはさせず。後半23分、ホワイトのバックパスが弱くなったところを狙われ、GKアーロン・ラムズデールが抜け出した相手FWマチェイ・ヴィドラを倒したとして、一度はPKが宣告されたが、VAR介入とオンフィールド・レビューの末にPKは取り消された。

 その後、バーンリーの攻勢に遭ったアーセナルだが、全員が体を張った守備を見せて無失点で切り抜け、冨安加入後、チームは2連勝となった。

「デイリー・エクスプレス」紙は、「アーセナルのバーゲン品(冨安)はバーンリーとノリッジ戦の勝利ですでに2倍の価値」と見出しを打ち、「トミヤスが(移籍期限)最終日のパニック・バイ(慌てての買い占め)とはほど遠いことはすでに明らかだ」と冨安を高く評価している。

「トミヤスはオールラウンドかつ堅実なディフェンダーであり、守備強化を目指すアーセナルに必要なファクター。アーセナルのシーズンのターニングポイントであることが証明された。トミヤスの獲得は代替え案だと多くの人が感じたが、移籍金が1700万ポンド(約23億8000万円)だっただけに、アーセナルの守備を大きく改善できるのか疑問符もついていた。だが、アーセナルのユニホームを着てからの2度のパフォーマンスからすると、それは確かなようだ」

 フィジカルに長けたプレミアリーグで確かな結果を残している冨安は、わずか2試合で現地メディアの評価を勝ち取っている。

Football ZONE web編集部