ベジクタシュ戦で衝撃のドライブシュート、直後に相手のヤルチン監督を挑発

 今夏にトルコのアダナ・デミルスポルに加入した元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが現地時間21日のベジクタシュ戦(3-3)でゴールを決めると、過去に「脳なし」と酷評された因縁のセルゲン・ヤルチン監督に見せつけるゴールパフォーマンスを披露して話題となっている。

 インテルやマンチェスター・シティ、ACミラン、マルセイユなどのビッグクラブを渡り歩いてきたバロテッリは、昨季セリエBのモンツァでプレーしていたが、シーズン終了後に同クラブを退団。31歳のストライカーは今夏、トルコ1部に昇格したばかりのアダナ・デミルスポルに3年契約で加入していた。

 前節リゼルポル戦(3-1)で移籍後初ゴールを決めていたバロテッリは、21日に行われた強豪ベジクタシュとの一戦では後半22分からピッチに登場。すると、1-3で迎えた同34分に右足のミドルシュートでゴールを決めた。DFの足に当たって強烈なドライブ回転のかかったシュートは、GKの手が届かない軌道でゴールネットに突き刺さった。

 ゴールを決めたバロテッリはサイドラインまで走り、両手の自分のこめかみを指差す一風変わったゴールパフォーマンスを披露した。これはベジクタシュを率いる“因縁”のヤルチン監督に向けられたものだったと話題になっている。

 実はヤルチン監督は、過去にバロテッリを酷評したことがある。2011年夏、マンチェスター・シティでプレーしていたバロテッリがLAギャラクシーとのプレシーズンマッチで、バックヒールシュートを披露して決定機をみすみす逃した際に、テレビでの解説で「脳なし」とこき下ろしたのだ。当時のロベルト・マンチーニ監督もバロテッリのプレーには激怒したが、ヤルチン監督は自分がマンチーニ監督の立場だったらバロテッリを解雇していたとも発言していた。

 バロテッリのゴールパフォーマンスは過去の酷評に対する仕返しの意味が込められていたようだ。英紙「デイリー・メール」は「LAギャラクシー戦のバックヒール失敗で『脳なし』と言われてから8年。マリオ・バロテッリがベジクタシュのセルゲイ・ヤルチン監督を嘲笑うようにゴールを祝った」と報じている。

 なお、ゴールパフォーマンスの標的とされたヤルチン監督は、「選手が監督に対してこのようなことをするのを初めて見た。彼がなぜあのようなことをしたのか理解できない。もしかしたら、昨年彼がベジクタシュに加入できなかったことが理由かもしれない。彼の性格を表す行動だった」と、バロテッリの振る舞いに皮肉を飛ばしていたという。今も2人の関係は、水と油のままのようだ。

Football ZONE web編集部