「闘莉王TV」でJ歴代最強ブラジル人イレブンを選出、2トップの一角にミューレル選出

 1991年の設立以降、Jリーグの歴史を彩ってきたのはブラジル出身のスーパースター。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、ホームシックでわずか3カ月で帰国してしまった超短命ストライカーの凄さを振り返っている。

 ブラジル出身の闘将は自身のYouTube「闘莉王TV」でJリーグ歴代最強ブラジル人イレブンを選出。幼少時からテレビで見ていたという憧れのレジェンドが並ぶ中、2トップの一角に意外なセレソンを挙げた。

「僕は古い人間なので、ミューレルで行きます。すごく好きだった」

 ミューレルはブラジル代表56試合20得点の実績を持つストライカー。トヨタカップではサンパウロの一員として、1992年に欧州王者バルセロナを、93年に同ACミランを撃破する立役者として世界にその名を轟かせた。

 1995年に柏レイソルに鳴り物入りで加入したが、家族のホームシックを理由に、わずか3カ月で退団。リーグ戦11試合5ゴールという成績だった。

 選出の理由はミューレルの異才だった。

「すごく好きだった」と憧れを語った闘将は「他の人にはできない。背負ってから素早く加速できる。反転の速さ。右、左への反転が速い。あのドリブルはわかっていても止められない」

 マーカーを背負った後の高速ターンで局面を打開する自分の形を持っていたミューレル。DFが予想を立てても止められない、本来の実力に闘莉王は脱帽していた。柏退団後、ブラジルやイタリアのクラブを渡り歩いた名手だが、家族の事情がなければ、本来の才能を爆発させていたかも知れない。

Football ZONE web編集部