サウサンプトン戦で4-0快勝、クロップ監督がFWジョッタを信頼「本当にいい選手」

 日本代表FW南野拓実が所属するリバプールは現地時間11月27日にプレミアリーグ第13節でサウサンプトンと対戦し、4-0で快勝した。チームは開幕から全試合得点を継続中で、直近の17試合はすべて2得点以上という驚異の得点力を誇っている。自慢の3トップの1人、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは怪我に苦しんでいるなか、ユルゲン・クロップ監督が「完璧な補強」と絶賛するアタッカーがキーマンとなっているようだ。

 その選手とはポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタだ。サウサンプトン戦では2得点を挙げて勝利の立役者となった。昨夏、ウォルバーハンプトンからリバプールに加入した2年目の24歳は前線ならどこでもプレーできるが、今季は怪我でコンディションが整わないフィルミーノに代わって3トップの中央を主に任されている。ここまで12試合で7得点を決めており、エジプト代表FWモハメド・サラー(11得点)、セネガル代表FWサディオ・マネ(7得点)とともにプレミアの得点ランキング上位を席巻している。

 リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督もジョッタには絶大な信頼を置いている。サウサンプトン戦の勝利後には惜しみない賛辞を送っていた。

「ディオゴは並外れた選手だ。彼は完璧な補強だった。リバプールの選手として必要なものをすべて持っている。テクニカルなスキルもフィジカルのスキルを持っていて、頭もいいから戦術的なこともすぐに学べる。そして彼は3つのポジションでプレーできて、フィニッシュを決めるスピードもある。本当にいい選手だよ」

 英公共放送局「BBC」はこの指揮官の言葉を受けて「“完璧な”ディオゴ・ジョッタはレッズ(リバプール)のハイスコアリングシーズンのキーなのか?」とジョタの活躍にスポットライトを当てている。今季のリバプールはプレミアリーグで開幕から13試合連続で得点を決めており、総得点はリーグナンバーワンの「39」。これはトップリーグの同時期におけるクラブ歴代最多得点でもあり、優勝した19-20シーズン(13節終了時点で30得点)をも大きく上回る。

 また、国内カップ戦とチャンピオンズリーグを含めると直近の17試合はすべて2得点以上を決めており、これはイングランドのクラブとしてはおよそ100年ぶりの数字だと伝えられている。これまで不動だったフィルミーノを欠いてもなおリバプールが“歴代最高”の破壊力を維持していられる理由の1つとしてジョタの存在が注目を集めている。

 ジョッタはリバプール加入以来、46試合で20得点をマーク。圧倒的なテクニックやスピードを誇るサラーやマネほどの派手さはないかもしれないが、ゴール前で抜群の存在感を示している。フィルミーノの穴を埋める以上の活躍を見せるポルトガル代表FWはリーグタイトル奪還を目指すリバプールに欠かせないピースと言えそうだ。

平野貴也