開幕直後の活躍に加え、試合前のロッカールームでの存在感を強調

 プレミアリーグで首位に立つチェルシーは、11月28日にオレ・グンナー・スールシャール監督が退任したマンチェスター・ユナイテッドとの一戦を迎える。ベルギー代表FWロメル・ルカクが負傷離脱しているチェルシーは、エース不在の間もチームは好成績を残してきたことからストライカー不要論が持ち上がっているが、トーマス・トゥヘル監督はルカクの重要性を語った。英紙「メトロ」が報じている。

 チェルシーは、今夏の移籍市場でクラブ史上最高額となる9800万ポンド(約148億円)の移籍金で、インテルからルカクを獲得した。ベルギー代表の活動中に負傷したルカクは、今月23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のユベントス戦(4-0)でベンチ入りしたものの、直近の7試合を欠場した。エースを欠いたチェルシーだが、その7試合を無敗で乗り切り、プレミアリーグでも、CLのグループHでも首位に立っている。

 この状況を受けて、チェルシーはストライカー不在の方が、機能するのではないかという指摘が聞かれるようになった。しかし、トゥヘル監督は「人々が、そうしたことを言いたくなる気持ちは分かる。簡単なほうに傾くからね。理由を見つけるたびに、言うことが変わることが多い。でも、そんなに人生はそうはいかないし、簡単ではない。サッカーチームの日常も、それほど簡単ではないんだ」と言い、ルカクの存在が重要であると強調した。

「もしかしたら、私たちが今、眩しく輝いているのは、これまでロメルがハードワークしてくれたからかもしれない。彼はすでに、いくつかの重要なゴールを決めてくれて、私たちが今いる場所、若手や他の選手が輝きやすい状態に導いてくれた。力強いスタートを切ったが、そのスタートにはロメルがいた。彼は怪我をしている今も、試合前のロッカールームには毎回いる。そしてポジティブで、重要な役割を果たし、全員を引っ張ってくれる。彼はトップのプロ選手であり、トップのストライカーだ。彼はスーパーだし、今、この瞬間も重要なんだ」

 負傷前に出場した直近7試合でノーゴールに終わっていたルカクにとっても、この言葉は励みになるはず。戦列復帰が近づくルカクは、クラブが払った移籍金と指揮官の期待に応える活躍を見せることができるだろうか。

平野貴也