CL準決勝第2戦バイエルン戦での振る舞いに海外非難

 スペイン1部レアル・マドリードは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦でバイエルン・ミュンヘンを2-1で下し、2試合合計スコア4-3で決勝へ進出した。15度目のCL制覇に王手をかけたなかで、FWヴィニシウス・ジュニオールによる振る舞いが物議に。その様子を地元サポーターが収めた映像が拡散され、海外メディア上でも注目されている。

 問題のシーンは、レアルがリードした試合終盤に発生。ボールがタッチラインを割り、レアル側のスローインからリスタートとなった場面で、バイエルンDFヨシュア・キミッヒがボールを拾ってヴィニシウスへ渡すと、意図的にそれを拒む。キミッヒが再度拾ってヴィニシウスへ預けるも、そのボールを右手から捨てて“時間稼ぎ”に成功するというものだった。

 中継映像ではこの一部始終が確認できなかった一方、スタンドにいたサポーターがその様子をキャッチ。一連のシーンを捉えた動画がSNS上で拡散したなか、アルゼンチンメディア「infobae」は「中継では見られなかったヴィニシウスのキミッヒに対する物議を醸したジェスチャー」と見出しを打って報じ、「スポーツマンらしくないジェスチャーをしている」と問題行動に触れている。

「キミッヒがボールを渡すと、ヴィニシウスはボールを奪って地面に落とすと脅した。2回目の介入では、バイエルンの選手が今度は効果的にボールを胸に入れたが、レアル・マドリードの選手はボールを投げ捨てた。それから彼は傲慢な態度でライバルに向かって歩き、一言言った」

 この一件はチリメディア「BioBioChile」でも報じられ「キミッヒに対するフォワードの醜い挑発」と非難。15度目のCL制覇に向け、ファイナル進出の歓喜に沸いたなか、後味の悪さを残している。

FOOTBALL ZONE編集部