元日本代表MF松井氏が冨安の才能を改めて絶賛

 イングランド1部アーセナルで活躍する日本代表DF冨安健洋は、度重なる怪我があったものの重要な戦力としてチームで重宝されている。元日本代表MF松井大輔氏は「日本にいましたか?」と恵まれた体格と能力を生かし英国で名を馳せる冨安を改めて称賛した。

 解説者が「プレミアリーグ年間ベストイレブン」を選ぶ「ABEMA(アベマ)」の企画で、松井氏も登場。11人に日本人の名前はなかったが、首位争いの最中にいるアーセナルでプレーする冨安について個別で語った。

「裏取られない。1対1強い。両足蹴れる。背が高い。そんな選手がDFで日本にいましたか? だからアーセナルでできているんですよね」

 持っている能力の多彩さに感嘆し、さらに「サッカーIQも高い」と松井氏は指摘する。「世界でも指折りのポリバレントなプレーヤー」だと主張し「アーセナルのファンに愛されているのが面白い。日本人として嬉しい」と現地で人気を博す点にも触れた。

 そんな愛される一面として「シュート打ったらみんな拍手してくれる」とサポーターの反応を挙げる。ドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」の最新の市場価値では、日本人3番目の3000万ユーロ(約50億4000万円)を誇る冨安。その数字も、現地で愛される1つの証拠かもしれない。

FOOTBALL ZONE編集部