町田浩樹は今季公式戦44試合に出場

 ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズの日本代表DF町田浩樹は、イングランド1部トッテナムからの関心が報じられた。英メディア「TBR Football」は、「フィジカルはプレミアリーグにふさわしい」と評価している。

 町田は2022年1月にJ1鹿島アントラーズからユニオンSGに1年間の期限付き移籍が決定。23年3月に完全移籍への切り替えが発表され、今季は公式戦44試合に出場して3得点1アシストを記録している。

 5月9日に行われたベルギーカップ決勝では、前半アディショナルタイムにセットプレーから決勝点をマーク。1913-14シーズン以来110年ぶり3度目となるチームのカップ戦優勝に貢献した。

 関心が噂されるトッテナムは、横浜F・マリノスを指揮した経験を持つアンジェ・ポステコグルー監督が率い、スコットランド1部セルティック時代には多くの日本人選手を獲得してきた。

 英メディア「TBR Football」は、「ポステコグルー監督は近年、逸材を発掘してスターに育て上げることで名を馳せている。町田はトッテナムにとっていい候補だ。26歳と全盛期を迎えており、その才能、フィジカルはプレミアリーグにふさわしい。加えて、町田は大舞台に強いことも証明している。ユニオンSGが決勝でアントワープと対戦したベルギーカップで、1935年以来となる優勝トロフィーを獲得した」と、町田を取り上げている。

「トッテナムのようなプレミアリーグのビッグクラブにとって、1300万ポンド(約25億円)はかなり控えめな移籍金である。トッテナムが関心を強め、夏の移籍市場で入札に踏み切る可能性があるかどうか、注目してみよう」

 町田の去就も今オフの注目トピックの1つになるかもしれない。

FOOTBALL ZONE編集部