5月31日と6月3日にニュージーランドと2連戦

 日本サッカー協会(JFA)は5月22日、5月31日と6月3日にスペインで予定されているニュージーランド女子代表との国際親善試合に臨むなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー22人を発表した。チームを率いる池田太監督は記者会見で、「1人1人のやれることを見ていきたい」と語った。

 2大会連続6回目の五輪出場が決まっているなでしこジャパンは、パリ五輪でグループCに入り、スペイン、ブラジル、ナイジェリアと対戦する。

 今夏の本大会に向けて、今回のスペイン遠征ではパリ五輪出場国ニュージーランドと2連戦を実施。ニュージーランドとの対戦成績は8勝2分(23得点8失点)となっている。

 4月に行われた「SheBelieves Cup」からは、新たにDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)とFW千葉玲海菜(フランクフルト/ドイツ)が加わった。池田監督は高橋について「負傷からしっかり回復して、試合にも出場している。彼女の良さはこれまでの活動でも把握しているので、招集できるタイミングになった」と言及。さらに、「千葉選手はドイツの所属チームでも役割をしっかり全うしている。ゴールに向かう推進力は特徴であり、我々に力を与えてくれる」と続けた。

 池田監督はニュージーランドとの2連戦となる今回のスペイン遠征に関して「1試合目を見て、次の試合に向けて準備も考えている。システムとしての、チームとしての積み上げも考えるが、いろんな組み合わせ、選手1人1人が何をできるかは見ていきたい」と語った。

 また、今回のマッチメイクについて問われた佐々木則夫JFA女子委員長は、「欧州の時差の部分。(パリ五輪の)同じ組にスペインがいる。疑問視する声もあるかもしれないが、ちょうど会場とかいろんな側面の中で相手はニュージーランドですけど、相手はスペイン。がっちりガードしていきたい(笑)」と説明した。

 なお、今回の国際親善試合は、2試合ともJFAメジャーパートナーであるKDDI株式会社によるサポートの下、JFAと同社との共同事業にてJFA公式YouTubeチャンネル「JFATV」にてライブ配信が予定されている。

FOOTBALL ZONE編集部