パリ五輪に参加すればサラーもクラブを一時離脱する可能性

 イングランド1部リバプールは、2024-25シーズンからアルネ・スロット新監督が就任する。プレシーズンの準備は重要なものになるが、日本代表MF遠藤航はその期間の一部で行われるパリ五輪に出場する意思があるという。リバプール専門メディア「This Is Anfield」は、遠藤の決断がクラブに及ぼす影響を伝えている。

 パリ五輪のサッカーは7月24日から8月10日に予定されている。五輪への出場を希望する遠藤がU-23日本代表にオーバーエイジで加わることになった場合、リバプールのプレシーズンの大部分を逃すこととなる。

 記事では「オリンピックはFIFAデイズ外で行われるため、リバプールが望めば遠藤の参加をブロックすることができる。だが、『This Is Anfield』は選手側は招集されれば参加を望むと理解している。遠藤が7月3日に発表される大岩剛監督のチームに呼ばれるかは分からない」と伝えている。

 クラブのスタンスを未定と報じたが、仮に遠藤の招集を許可した場合は、リバプールには大きな影響が出てくるという。「エジプト代表も、同じくモハメド・サラーをチームに加えたがっている。このウイングは2012年にロンドンで開催された大会に出場したが、2021年に東京で延期開催された大会への出場はレッズが阻んだ。だが、エジプトは彼を再び招集しようとしていて、遠藤が許可されれば、サラーが同じ扱いを受けないことは想像しがたい」と、遠藤の出場が認められた場合には、サラーも離脱する可能性があると指摘した。

 新監督を迎え、新シーズンに向けた準備を進めたいリバプールは、昨シーズンの中心となった2選手の五輪出場を認めることとなるだろうか。

FOOTBALL ZONE編集部