10位〜7位

 フットボールチャンネル編集部が、2018/19シーズンの活躍度ランキングを選定。今回は10位〜1位を発表する。一体どの選手が名を連ねているのだろうか。

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10位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/ユベントス)
生年月日:1985年2月5日(34歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦31試合出場/21得点11アシスト、国内カップ戦2試合出場/0得点0アシスト、CL9試合出場/6得点2アシスト

 今季よりユベントスで活躍するポルトガル代表FWは、新天地でもその実力を存分に証明したと言えるだろう。リーグ戦では開幕3試合こそゴールがなかったが、第4節のサッスオーロ戦で2得点をマークしてからというもの、この男の勢いは急激に加速。結果的にリーグ戦では31試合で21得点11アシストという爆発的な数字を残した。

 ゴール前で発揮する勝負強さはやはりワールドクラス。今季は試合ごとにCF、WGのポジションを交互にこなしていたが、その中でも継続してゴールネットを揺らせたのは見事の一言だ。チャンピオンズリーグでも6得点をマークするなど、常に怖い存在であり続けた。シーズン終盤は怪我に泣かされたものの、セリエA年間MVPに輝くなど、新天地1年目はおおむね成功だったと言えるだろう。

9位:セルヒオ・アグエロ(アルゼンチン代表/マンチェスター・シティ)
生年月日:1988年6月2日(31歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦33試合出場/21得点7アシスト、国内カップ戦5試合出場/3得点2アシスト、CL7試合出場/6得点1アシスト

 強さと速さ、そして巧さを兼ね備える世界屈指のストライカーは今季もゴール前で相手の脅威となり続けた。常にゴールへ向かう姿勢を忘れず、シュートコースを見つければ迷いなく足を振り抜く。フィジカルも強いため、ボールキープしながら味方を生かすこともできるなど、前線で様々な仕事を果たすことが可能だ。所属するマンチェスター・シティの選手層はかなり厚いが、その中でもずば抜けた能力を持っていると言ってもいいだろう。

 今季のプレミアリーグでは得点王の座こそ逃したものの、21得点を収めチームの連覇に大きく貢献した。もちろんその活躍は国内試合だけに留まらず。チャンピオンズリーグでも7試合で6得点1アシストをマークするなど、様々な舞台で結果を残し続けてきた。今年で31歳となった同選手だが、まだまだトップレベルでプレーできるはずだ。

8位:チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1991年4月11日(28歳)
ポジション:MF
今季成績:リーグ戦30試合出場/2得点6アシスト、国内カップ戦6試合出場/0得点0アシスト、CL5試合出場/0得点2アシスト

 柔らかいボールタッチと繊細なパスで違いを生むことができるスペイン代表MF。名将ジョゼップ・グアルディオラ監督が惚れたその才能に疑いの余地はなく、サッカースキルを高いレベルで持ち合わせている選手と言えるだろう。この男の存在があるとないとでは、チームの状況もガラリと変わってしまう。事実、今季のバイエルン・ミュンヘンはチアゴ・アルカンタラを負傷で欠いたリーグ戦4試合で勝ち切ることができていないのだ。それほどに、この男の存在は大きい。

 今季は公式戦41試合に出場したチアゴ。その中で得点は「2」、アシストは「6」と決して良い数字を残しているわけではない。ただ、ピッチで示している働きは絶大で、データサイト『Who Scored』内では毎試合高評価を収めているのだ。バイエルンの今季は決して良いものとは言えないが、チアゴの輝きだけは別格だったと言えるだろう。

7位:トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表/リバプール)
生年月日:1998年10月7日(20歳)
ポジション:DF
今季成績:29試合出場/1得点12アシスト、国内カップ戦0試合出場/0得点0アシスト、CL11試合出場/0得点4アシスト

 今季のリバプールは、他のクラブと比較しても圧倒的に強かった。プレミアリーグではわずか1敗、チャンピオンズリーグでは難敵を次々と退け見事ビッグイヤーを掲げた。その立役者の一人となったのが、この男だ。19歳にしてロシアワールドカップ出場、リバプールで主力としてプレーする20歳は、今急激に成長を遂げているイングランド期待の星である。右足から放たれる精度の高いクロス、そして攻守両面で果敢に動き回ることのできる豊富なスタミナ。将来有望な若手は、サイドバックに必要な能力を高い次元で持ち合わせていると言えるだろう。

 モハメド・サラーが中へ切り込んで作ったスペースを、的確に突くことができるトレント・アレクサンダー=アーノルド。そこからシュート、クロスに持ち込む技術は高く、リバプールの新たな“矢”となることが可能だ。リーグ戦29試合で12アシストという成績は見事の一言で、試合の中で幾度となくチャンスに絡んできた。来季以降の活躍にも、今から期待できる。

6位〜4位

6位:アレハンドロ・ゴメス(アルゼンチン/アタランタ)
生年月日:1988年2月15日(31歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦35試合出場/7得点11アシスト、国内カップ戦5試合出場/2得点1アシスト、EL予選6試合出場/2得点1アシスト

 今季のセリエAで大旋風を巻き起こしたのがアタランタである。圧倒的な攻撃力を擁した同クラブは、シーズン通して安定感あるパフォーマンスを見せ続け、最終的に3位でリーグ戦をフィニッシュ。クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

 そんなアタランタをキャプテンとして牽引したのがアルゼンチン人のアレハンドロ・ゴメスである。小柄ながら足下の技術に優れ、ゴール前で決定的な仕事を果たすことができる同選手は、毎試合チームのために汗をかき続け、勝利をもたらし続けた。リーグ戦では35試合で7得点11アシストを記録するなど、申し分ない活躍を見せた。アタランタの躍進はこの男の存在なくして果たせなかったはずだ。しかし、これほどの活躍がありながら、コパ・アメリカに出場できないのはなんとも不思議である…。

5位:サディオ・マネ(セネガル代表/リバプール)
生年月日:1992年4月10日(27歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦36試合出場/22得点2アシスト、国内カップ戦1試合出場/0得点0アシスト、CL13試合出場/4得点3アシスト

 リバプールが誇る強力3トップの一角を担うスピードスター。ユルゲン・クロップ監督の求めるサッカーを高いレベルで体現できる選手であり、同クラブにおいて必要不可欠な存在となっている。攻撃面で圧倒的な存在感を放ちながら、守備への切り替えも素早く、前線から相手にプレッシャーを与えられるなど攻守両面でチームにもたらすものは大きい。他のビッグクラブからしても、チームにおいて置きたい駒であることは間違いないだろう。

 典型的なWGタイプの同選手だったが、近年はそこにストライカーとしての怖さもプラスされるようになった。決定力の向上はもちろんのこと、ペナルティエリア内でも勝負強さを発揮できるようになったのだ。そうした武器を兼ね備えたサディオ・マネは今季のプレミアリーグで、チームメイトのモハメド・サラー、アーセナルのピエール=エメリク・オーバメヤンと並んで22得点を挙げ、見事得点王に輝いた。チャンピオンズリーグでも4得点3アシストの成績でチームをビッグイヤー獲得に導くなど、実力を示したシーズンとなった。

4位:エデン・アザール(ベルギー代表/チェルシー)
生年月日:1991年1月7日(28歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦37試合出場/16得点15アシスト、国内カップ戦/7試合出場/3得点0アシスト、EL8試合出場/2得点2アシスト

 世界屈指のドリブラーは、今季のチェルシーにおいても凄まじい活躍を見せた。リーグ戦では37試合で16得点15アシスト、ヨーロッパリーグでも決勝で2得点をマークするなど、大舞台での勝負強さを発揮し、チームを見事優勝に導いた。緩急を巧みに使いこなしたドリブルとスピード、決定力はいずれもワールドクラスのものがあり、それを通り止めるのはもはや困難だ。エデン・アザールはプレーでそうしたことを証明したのである。

 これまでチェルシーに多くのものをもたらしてきたアザールだが、来季からはレアル・マドリーでプレーすることが決定している。チェルシーからすれば、この男が抜けるのは大きな痛手となるはず。しかし、アザールにとっては念願の移籍。果たして来季はどのような活躍を見せるだろうか。

別格の20歳

3位:キリアン・ムバッペ(フランス代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1998年12月20日(20歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦29試合出場/33得点9アシスト、国内カップ戦6試合出場/2得点3アシスト、CL8試合出場/4得点5アシスト

 昨年行われたロシアワールドカップではフランス代表の優勝に貢献し、同大会の最優秀若手選手に輝くなど世界を驚かせた20歳。抜群のスピードとテクニック、そしてフィジカルの強さは申し分なく、常に相手の脅威となることができる。決定力も向上してきており、ますます怖い選手へと成長を果たしている。だが忘れてはならないのが、まだ20歳ということだ。

 パリ・サンジェルマンは今季途中、チームの攻撃の核であるエディンソン・カバーニ、ネイマールを負傷で欠くなど苦しい状況にあった。しかし、そうした中で実力を発揮したのがキリアン・ムバッペ。最前線で決定的な仕事を継続して行い、得点やアシストを量産。結果的にムバッペはリーグ戦29試合で33得点を挙げる大活躍を見せ、自身初のリーグ得点王に輝いた。同2位の二コラ・ペペが22得点であることから、その凄さが伺える。欧州得点王は惜しくも逃す形となったが、それでもムバッペが送った2018/19シーズンは驚異的なものと言ってもいいだろう。

世界最高のCB

2位:フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表/リバプール)
生年月日:1991年7月8日(27歳)
ポジション:DF
今季成績:リーグ戦38試合出場/4得点2アシスト、CL12試合出場/2得点2アシスト

 強さ、高さ、巧さ、速さのすべてが揃う守備のスペシャリスト。今季のリバプールは圧倒的な攻撃力はもちろん、堅守が際立ったシーズンとなったが、それを支えたのは間違いなくこの男だろう。対峙するFWを次々と無力化し続け、幾度となくゴール前で壁となり立ちはだかった。リーグ戦では全試合、チャンピオンズリーグでも12試合に出場するなどフル稼働した同選手だったが、試合の中で安定感を失わなかったのはさすがと言ったところだろう。

 今季、フィルジル・ファン・ダイクは一度も相手にドリブル突破を許さないという驚異的なデータを残した。これまでにもCBの名手というのは何人かいたが、これほど完璧な守備を見せた選手はそういなかったはず。今回は泣く泣くながら2位としたが、ファン・ダイクはまさに世界最高を世に証明したのである。ファビオ・カンナバーロ以来となるDFのバロンドーラー誕生も、近いのではないだろうか。

1位はやはり…

1位:リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/バルセロナ)
生年月日:1987年6月24日(32歳)
ポジション:FW
今季成績:リーグ戦34試合出場/26得点15アシスト、国内カップ戦5試合出場/3得点3アシスト、CL10試合出場/12得点3アシスト

 やはり1位はこの男だ。アルゼンチンが生んだ世界最高のフットボーラーであるリオネル・メッシは、今季も異次元のプレーを見せ続け、サッカー界を牽引し続けた。ドリブル、パス、シュートの技術は改めて世界No.1だということを証明。チームが苦しい状況に追い込まれても一人で流れを変えてしまうといったことも珍しくなく、今シーズンも幾度となくバルセロナを救い続けた。

 リオネル・メッシは今季、リーグ得点王、ヨーロッパ・ゴールデンシュー、チャンピオンズリーグ得点王に輝くなど、“得点王3冠”を達成。あらゆる舞台でゴールネットを揺らし続けた。バルセロナはメッシに依存しすぎているともいわれているが、だからこそこのランキングでは1位とすることにした。現在32歳となった同選手だが、その勢いが止まることはあるのか。来季はメッシを越える存在がでてきてほしいところだが、果たして。