日本勢は男女共グループ首位突破。レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブのワールドファイナル決勝Tへ

日本勢は男女共グループ首位突破。レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブのワールドファイナル決勝Tへ

 ブラジル代表のネイマールが考案した新感覚サッカー「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」のワールドファイナルがブラジルで開催されている。現地12日にはグループステージが行われた。

 日本からは男女混合の部に「FC Capachild」、女子の部に武蔵丘短期大学女子サッカー部の選手で構成された「Cienciaボスベイビー」が参戦している。そして両チームともグループステージを首位で突破し、決勝トーナメントへと駒を進めた。

 チーム全員が海外でのプレー経験を持つFC Capachildは、事前にネイマール・ジュニア・ファイブを研究し尽くして戦いに臨んだ。初戦を前に荻野大悟「外国の選手は基本的に体は大きいけど、そうだからやりづらいとかはない。ただストロングポイントが違うだけ。運動量が多いチームが勝っている印象なので、そこで負けないように」と語っていた。

 前夜のミーティングも主導した守備の要の言葉通り、日本は初戦のモーリシャス戦から激しい当たりや攻守の切り替えを物ともせず、5-0と圧勝。その後も荒いプレーの目立ったカザフスタンにも粘り強く戦って3-0、最終戦のヨルダン戦も強度を落とさず2-1と3連勝を飾った。

 FC Capachildは3試合でわずかに1失点しかせずにグループ首位で決勝トーナメントに進み、1回戦ではフランスとの対戦が決まった。キャプテンの菅優樹は「自分たちが予想していた通り、全部簡単な試合じゃなかった。でも、リスペクトして戦ったことが全勝という結果につながった。僕らは自分たちのやってきたことをやるしかない。今さら新しいこともできないので、本当に自分たちのプレーを最初から集中してやるための準備を徹底したい」と、来る戦いに向けて気を引き締めていた。

 一方、女子の部ではCienciaボスベイビーが3勝1敗、勝ち点9でグループ首位に立ち、13日の準決勝へ駒を進めている。スロバキアとの初戦をまさかの5-0で落とし、一時は暗雲が立ち込めたものの抜群のチームワークですぐに立て直して勝利を積み重ねた。

「初戦で負けた時は結構焦っていたけど、ブラジル戦で失点した場合に退場する順番やフォーメーションを変更して、切り替えました」

 そう語ったキャプテンの中貝夢を中心に、前掛かりになりがちで失点を重ねてしまったところから全体のバランスを即座に修正。「ブラジルに勝てたのが大きかったのかなと思います」と語った通り、第2戦で前回大会覇者のブラジルを5-0で粉砕して波に乗った。

 その後は強豪イタリアも全員退場に追い込む5-1の圧勝、最終戦のイングランド戦もフィジカル自慢の相手に真っ向勝負を挑み約35秒残して5-0での完勝を収めた。「あと2勝したら世界一だと思うので、この流れのままいけたら」と中貝は、前回大会に出場してベスト4敗退に終わった武蔵丘短大の先輩超えを見据えていた。

 男女揃ってグループステージを首位突破。チームとしての団結力も去ることながら、選手それぞれの優勝にかける思いも強い。Cienciaボスベイビーの小嶋菜々は「ジャパンファイナル(日本予選)で負けてしまってブラジルに来られなかった同じ大学の同じ学年の選手たちがいる。今は日本で待ってくれているので、その子たちのためにも頑張って勝ちたい」と武蔵丘短大のチームメイトたちの思いを背負って戦っている。

 レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブの決勝トーナメントは現地13日の朝9時(日本時間21時)開始予定。男女混合の部のFC Capachildは初戦となるラウンド16でフランスと、女子の部のCienciaボスベイビーは準決勝でカナダと激突する。前者は優勝するとネイマールの友人チームと対戦、後者は優勝すればフランスでのFIFA女子ワールドカップに出場した現役ブラジル代表メンバーも複数含まれたゲストチームと対戦できる。

 この大会には世界中の予選を勝ち抜き、25歳以下の選手(オーバーエイジ選手も2名まで出場可)で構成された男女混合の43チーム、女子のみの10チームが参加している。ルールはGKなしの変則的な5対5で、試合時間は10分。ゴールが決まると、失点した方のチームから1人退場しなければならない。

 そして試合終了時により多くの選手が残っていた方が勝利、あるいはどちらかのチームの選手全員を退場させた時点で勝敗が決まる。ピッチの周囲が壁に覆われていてボールが跳ね返ることなど、ストリートサッカー的な要素もある。通常のサッカーよりも展開が早く、先制点の重要性が非常に高いのも特徴で、世界中から集まった実力者たちが実力伯仲の好勝負を繰り広げていた。決勝トーナメントになれば、さらに拮抗した熱戦が増えるに違いない。

 FC CapachildとCienciaボスベイビーの世界一をかけた激闘の模様は『Redbull TV』や「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」の公式サイトにて無料で生配信される。ブラジルの地で戦う“日本代表”が本気で世界一に挑む姿に注目だ。


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