【名古屋グランパス 1-2 サガン鳥栖 J1リーグ第10節】

 サガン鳥栖の”ビースト”こと林大地が名古屋グランパスの今季無敗と無失点記録を止めた。2021明治安田生命J1リーグ第10節、名古屋対鳥栖が18日に行われた。鳥栖が2-1の勝利を収めた。

 名古屋は今季開幕戦でアビスパ福岡に1失点を喫したが、前節まで9試合連続の無失点。2014年に浦和レッズが達成した7試合連続無失点のJ1記録を塗り替えていた。さらに名古屋は鳥栖戦まで今季無敗を維持していた。

 だが、キックオフからわずか6分で鳥栖が名古屋の記録をストップする。左サイドを抜け出した酒井宣福が中央にクロスを供給。ニアサイドに走りこんできた林がヘディングシュート。これが逆のサイドネットに吸い込まれた。名古屋守護神ランゲラックが目一杯横っとびするが、ファーサイドに飛んだボールは右ポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。

 クロスが来る前の林の動きに注目すると、スローインからのボールを受けようとオフサイドラインを超えた位置にポジションを取っていたが、ボールが下がると林はポジションを取りなおす。そして左サイドの酒井にボールが渡ると、林は丸山祐市の前にポジションを取り、首を振って丸山のポジションを確認。林はクロスが入った瞬間に一気にスピードを上げ、ヘディングで合わせた。

 このゴールは凄かった。ニアサイドに走りこみながら、首を振ってファーサイドにボールを流し込むという難しいシュートだった。首の強さ、アジリティ、シュートセンスなど様々な要素が詰まったゴールだった。

 このゴールで先制した鳥栖は前半終了間際の45分に酒井のゴールでリードを2点に広げる。対する名古屋は85分に稲垣祥のゴールで1点差に詰め寄るも、あと一歩届かず。名古屋の無失点記録は9試合でストップ。名古屋は今季初黒星となった。