秋春制の欧州各リーグは終盤戦を迎えている。ドイツ・ブンデスリーガでは遠藤航や鎌田大地がセンセーショナルな活躍を見せ、イタリア・セリエAでは冨安健洋と吉田麻也の日本代表センターバックコンビがプレーしている。

 データサイト『WhoScored』では、各試合の評価(レーティング)を公開している。そこで、今回は欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)に所属する日本人選手の1部リーグでの平均採点を集計した。

 ボローニャの冨安は6.79という評価を与えられた。これはチームの主力では3番目に高い数字で、守備陣の中ではトップ。失点が多いチームの中で、冨安は比較的高い評価を受けている。Jリーグ復帰が噂される酒井宏樹は、6.74という評価を受けている。在籍5年目のマルセイユで、チーム平均(6.62)をわずかに上回った。

 南野拓実にとっては苦しいシーズンとなっている。リバプールでは9試合1得点という数字で、冬に期限付き移籍を決断したが、平均評価は6.40(リバプール)から6.43(サウサンプトン)と微増。サウサンプトンでは2得点を挙げているが、リーグ戦終盤は出場機会に恵まれていない。同じく冬にヘタフェに期限付き移籍した久保建英も、平均評価は6.19(ビジャレアル)から6.34(ヘタフェ)への微増に留まっている。

 ブンデスリーガでは日本人選手の活躍が目立つ。オランダのPSVからビーレフェルトに期限付き移籍している堂安律は4得点2アシストと結果を残している。チーム2番目の6.82という平均評価を与えられており、欧州5大リーグでプレーする日本人選手としては3番目の数字となっている。

 ブンデスリーガのデュエル勝利数でトップを走る遠藤航は、欧州5大リーグの日本人選手の中で唯一、平均評価が7点を超えた。7.02という数字はチーム3番目、昇格1年目ながら10位に食い込むチームに欠かせない存在となっている。熾烈な4位争いを繰り広げるフランクフルトでは、鎌田大地が攻撃のキーマンとなっている。11アシストはリーグ3位の数字で、6.93という平均評価は遠藤に次ぐ日本人2位となっている。

 対象範囲を広げると、ベルギーのヘンクで11得点12アシストをマークした伊東純也は7.26、シント=トロイデンで17ゴールを決めた鈴木優磨は7.07という高評価を受けている。異なるリーグでの活躍を比較することは難しく、ポジションや役割によっても評価は異なる。しかし、好評価を与えられている彼らが活躍していることは間違いないと言えるだろう。

 欧州5大リーグでプレーする日本人選手の平均評価トップ5は以下の通り。

1位:遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
平均評価:7.02 32試合2得点3アシスト
2位:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
平均評価:6.93 30試合5得点11アシスト
3位:堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)
平均評価:6.82 32試合4得点2アシスト
4位:冨安健洋(ボローニャ/イタリア)
平均評価:6.79 28試合2得点0アシスト
5位:酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
平均評価:6.74 28試合0得点1アシスト

【了】