【チェルシー 0-1 アーセナル プレミアリーグ第36節】

 アーセナルに所属する20歳MFエミール・スミス=ロウが相手のミスを突きビッグロンドン・ダービーでゴールを決めた。

 プレミアリーグ第36節、チェルシー対アーセナルが現地時間12日に行われた。アウェイのアーセナルが1-0の勝利を収め、ビッグロンドン・ダービーを制した。

 アーセナルは他力ではあるが、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得のためにも一つも落とせない状況。一方、チェルシーは一つ下の順位だったレスター・シティがマンチェスター・ユナイテッドに勝利したため、負ければ4位転落となってしまう。どちらも負けられない状況の中、ビッグロンドン・ダービーが幕を開けた。

 試合は前半16分に動く。チェルシーはビルドアップを開始するが、クル・ズマのパスを受けたジョルジーニョがケパにバックパス。だが、リスク回避のためゴール右にポジションを取っていたケパと連携が取れず。ジョルジーニョのパスはゴール方向へ。ケパが慌てて、ボールに走りゴールラインギリギリで掻き出すが、ピエール=エメリク・オーバメヤンがそのボールを拾う。マイナスのパスを受けたスミス=ロウがゴール右に流し込んだ。

 ジョルジーニョがケパの位置を確認せず、パスミスとなったことがゴールに繋がったが、その前のアーセナルの前線プレスに注目したい。アーセナルは前線からプレスをかけ、チェルシーのDF陣にプレッシャーをかけ続けていた。チェルシーに前進させず。相手のミスを誘ってゴールにつなげた。プレスが上手くハマった形となった。

 ゴールに繋がる前のシーンでケパからのボールを受けたセサル・アスピリクエタがクリスティアン・プリシッチに縦パス。だが、ガブリエウ・マガリャンイスが前を向かせず。さらにはモハメド・エルネニーも前からプレスをかける。プリシッチはそのままジョルジーニョに戻すが、ここにもオーバメヤンが後ろからプレスをかける。

 その後アスピリクエタ、チアゴ・シウバと繋ぎ、左サイドのズマへ。逆サイドに入ったボールだが、ここにはマルティン・ウーデゴールがプレス。アーセナルは完全に守備網を敷きチェルシーのパスコースを消していく。そしてスミス=ロウが、ボールを持つジョルジーニョに猛然とプレスをかける。パスミスとなり、最後はゴールまでつなげた。アーセナルは守備で連携していくことでチェルシーにパスコースを与えず、それが相手のミスに繋がった。

 スミス=ロウの2試合連続ゴールでアーセナルが先制に成功。これが決勝点となり、アーセナルがビッグロンドン・ダービーを制した。勝利したアーセナルは暫定8位に浮上。1試合消化の少ない5位ウェストハムとは勝ち点差3。6位には2試合消化の少ないリバプール、7位に1試合消化の少ないトッテナムが続く。依然としてEL出場権獲得には厳しい状況が続くが、果たして…。