【ヘンク 1-1 アンデルレヒト ジュピラー・プロ・リーグプレーオフ第3戦】

 ヘンクに所属する日本代表MF伊東純也が完璧クロスで同点ゴールをお膳立てした。同選手はもはや世界レベルのサイドアタッカーに成長したのかもしれない。

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)プレーオフ第3戦、ヘンク対アンデルレヒトが現地時間12日に行われた。試合は1-1のドローに終わった。レギュラーシーズンを4位で終えたヘンクは、プレーオフでは2勝1分と好調。この試合の勝利で2位に浮上し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選出場圏内に入っている。

 ヘンクは33分にアンデルレヒトMFアヌアル・エ・エル・ハジのゴールで先制を許してしまう。ここまでプレーオフで無敗のヘンクが1点ビハインドという状況になった。

 しかし、この試合に先発した伊東が同点弾を演出する。67分、味方のロングボールは流れてしまうが、伊東が相手に体を入れてマイボールにする。伊東は体勢を整えてから右足でクロスを供給すると、ポール・オヌアチュが中央でヘディング。これがゴールに突き刺さり、ヘンクが同点に追いついた。

 抜群のスピードを活かした抜け出しや、ドリブル突破が武器の伊東だが、キックの精度も抜群。伊東と対峙したアンデルレヒトDFボーダン・マイカリチェンコは伊東への詰めが甘く、伊東に自由を与えてしまった。あれだけ時間があれば、伊東は容易にクロスを上げられる。おそらく、オーバーラップしていたヘンクDFダニエル・ムニョスと伊東のスピードを警戒していたため、スペースを空けたのだろう。だが、それが仇となり伊東から完璧なクロスが送られる。

 綺麗な弧を描いたクロスにオヌアチュがうまく合わせ、ゴールが決まった。伊東はこれでプレーオフ3アシスト目。3試合出場1ゴール3アシストを記録。レギュラーシーズンでは32試合出場10得点12アシストを記録している。ベルギーでこれだけ結果を残し、日本代表でも活躍する同選手はもはや世界で通用するサイドアタッカーと言っても過言ではないだろう。欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、フランス、イタリア、ドイツ)でのプレーを見てみたい。