GK

EURO2020(欧州選手権)が1年の延期を経て現地時間6月11日に開幕を迎える。世界が注目するビッグイベントに、果たしてどのような選手たちが挑むのだろうか。今回は、2大会ぶりの出場となるオランダ代表の招集メンバー全26名と基本スタメン&フォーメーションを紹介する。(代表通算成績は6月6日のジョージア代表戦終了時点のもの)

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ティム・クルル(背番号13)
生年月日:1988年4月3日
所属クラブ:ノリッジ・シティ/イングランド
20/21リーグ戦成績:36試合23失点
代表通算成績:15試合16得点

 最近のオランダ代表でシレッセンに代わって守護神に君臨しているのがティム・クルルだ。怪我の影響などで招集を見送られる時期やステケレンブルフやシレッセンの牙城を崩せず第2GKや第3GKとしての扱いだったが、苦難を乗り越え正守護神としてユーロに臨むことになる。3月のワールドカップ予選はトルコ代表に4失点を喫したものの、その後の試合はクリーンシート。2日に行われた親善試合のスコットランド戦は2失点を喫し、2-2のドローに終わった。ユーロ本番前に不安が残るかもしれないが、2012年のユーロは出場なしに終わったため、初出場となるだけに気合は十分だろう。また、2014年に行われたブラジルワールドカップ準々決勝コスタリカ代表戦でPK2本をストップ。PKストップの名手としても知られる。本番でその実力を発揮してほしい。

マールテン・ステケレンブルフ(背番号1)
生年月日:1982年9月22日
所属クラブ:アヤックス
20/21リーグ戦成績:21試合12失点
代表通算成績:59試合44失点

 6日に行われたジョージア代表との親善試合でゴールマウスを守ったマールテン・ステケレンブルフだが、序列は第2GKとなるだろう。ヤスパー・シレッセンがバレンシアで出場機会を減らすと、ティム・クルルがオランダ代表に定着。アヤックスに所属する38歳のベテランGKは今季の序盤戦で出場機会を与えられず。しかし、後半戦は正守護神に定着した。フランク・デ・ブール監督は今回のユーロでは、ステケレンブルフを精神的支柱として考えているかもしれない。出場機会が少なくとも、チームを支える働きも期待されている。

マルコ・ビゾット(背番号23)
生年月日:1991年3月10日
所属クラブ:AZ
20/21リーグ戦成績:33試合37失点
代表通算成績:1試合1失点

 マルコ・ビゾットは2018年3月からオランダ代表に選出されるも、中々出番がなかった。だが、昨年11月に行われたスペイン代表との国際親善試合のスペイン代表戦でようやくA代表デビュー。まだ公式戦での出場はなく、ユーロでは第3GKという扱いになりそうだ。それでも、今季は所属するAZで33試合に出場し、失点はわずか37。AZでは守護神に君臨している。もう30歳になるAZの守護神は虎視眈々と代表守護神の座を狙っているかもしれない。

DF

マタイス・デ・リフト(背番号3)
生年月日:1999年8月12日
所属クラブ:ユベントス/イタリア
20/21リーグ戦成績:27試合1得点1アシスト
代表通算成績:27試合2得点3アシスト

 21歳ながらユベントスで主力としてプレーするマタイス・デ・リフトはオランダ代表を牽引するDFだ。2019年まで所属していたアヤックスでは19歳の時にキャプテンマークを巻き、クラブ史上最年少主将という記録を作った。2日に行われたスコットランドとの親善試合にフル出場したデ・リフトだったが、5日の練習中に負傷。7日のジョージア戦は出場なし。初戦のウクライナ代表戦に向けて調整しているという。フィルジル・ファン・ダイクという絶対的な存在がいない中、若きCBの力が必要になってくると思うが果たして…。

ヨエル・フェルトマン(背番号2)
生年月日:1992年1月15日
所属クラブ:ブライトン/イングランド
20/21リーグ戦成績:28試合1得点1アシスト
代表通算成績:27試合2得点0アシスト

 ヨエル・フェルトマンは昨年7月、ユース時代から過ごしたアヤックスを離れブライトンへ移籍。初めてアヤックス以外のチームでプレーすることになった。イングランド1年目のシーズンは最後の4試合は欠場したものの、リーグ戦では28試合出場1得点1アシストを記録。コンスタントに代表に呼ばれてはいるが、直近7試合出場がない。主に右サイドバックや右サイドハーフを担うフェルトマンはクラブでCBとしてもプレー。自身初のユーロでプレーする時間は与えられるだろうか。

ナタン・アケ(背番号4)
生年月日:1995年2月18日
所属クラブ:マンチェスター・シティ/イングランド
20/21リーグ戦成績:10試合1得点
代表通算成績:20試合2得点

 ボーンマスからの移籍で今季からマンチェスター・シティでプレーするナタン・アケだが、リーグ戦での出場は怪我の影響もありわずか10試合のみ。複数のビッククラブがアケに注目し争奪戦の末にシティが獲得したが、期待通りの活躍とはいかなかった。オランダ代表としても主力に定着しているとは言えない。だが、フィルジル・ファン・ダイクが負傷により今大会は欠場。マタイス・デ・リフトも微妙な状況のため、アケが代役として出場する可能性もある。CBのみならず、サイドバックやボランチとしてもプレー可能だ。6日のジョージア戦は後半からの出場となったが、果たしてユーロ初出場となるだろうか。

オーウェン・ワインダル(背番号5)
生年月日:1999年11月28日
所属クラブ:AZ
20/21リーグ戦成績:34試合1得点6アシスト
代表通算成績:9試合0得点3アシスト

 現在21歳のオーウェン・ワインダルは貴重な左利きの左サイドバックだ。同選手は今季のオランダリーグにおいて全試合にフル出場。今季のオランダリーグにおいて、フル出場を果たしたフィールドプレイヤーは、ワインダルとフローニンゲンに所属する日本代表MF板倉滉の2人のみ。この鉄人サイドバックはオランダ代表でも主力に成長。21歳の若手DFが初のユーロに挑む。

ステファン・デ・フライ(背番号6)
生年月日:1992年2月5日
所属クラブ:インテル/イタリア
20/21リーグ戦成績:32試合1得点
代表通算成績:45試合3得点

 オランダの名門フェイエノールト下部組織出身であるステファン・デ・フライはアヤックスでの活躍が認められ、2014年7月にラツィオへ移籍。移籍初年度は活躍するが、2年目のシーズンは怪我の影響もありリーグ戦での出場はわずか2試合にとどまった。2018年7月にはインテルへ完全移籍。2019/20シーズンは公式戦46試合4得点の活躍でセリエA年間最優秀DFを受賞した。今ではインテルに欠かせないDFの要である。インテルで活躍するデ・フライはオランダ代表のDF陣の中心。フィルジル・ファン・ダイク不在のDF陣では、この男への信頼は高いだろう。自身初のユーロで結果を残したい。

パトリック・ファン・アーンホルト(背番号12)
生年月日:1990年8月29日
所属クラブ:クリスタル・パレス/イングランド
20/21リーグ戦成績:22試合0得点1アシスト
代表通算成績:15試合0得点

 オランダ生まれのパトリック・ファン・アーンホルトは2007年にPSV下部組織からチェルシー下部組織へ加入。チェルシーでプロデビューとなったが、中々出場機会を得られず。ニューカッスルやレスター・シティなどへレンタル移籍。2014年にサンダーランドへ完全移籍となる。その後、2017年にクリスタル・パレスへと移籍し、今季は怪我の影響で開幕戦に間に合わずも、徐々に出場機会を掴んでいった。しかし、出番のない試合も多く納得できるシーズンとはいかなかっただろう。ファン・アーンホルトは抜群のスピードを持ち、攻撃力のある左サイドバックだ。ユーロ前の親善試合2試合に出場したが、ユーロで出場機会は訪れるだろうか。

ダレイ・ブリント(背番号17)
生年月日:1990年3月9日
所属クラブ:アヤックス
20/21リーグ戦成績:23試合1得点1アシスト
代表通算成績:78試合2得点10アシスト

 マンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたダレイ・ブリントは2018年に古巣のアヤックスに戻ってきた。本来ならオランダ代表の主力CBとして、マタイス・デ・リフトとともにDFを支える。しかし、ここ最近の試合ではフランク・デ・ブール監督が3バックを採用し、19歳のユリエン・ティンバーを3バックに起用。ブリントは若手CBとポジションを争うことになるが、2014年のブラジルワールドカップ3位入りに貢献したベテランの力を必要とする時は必ず来るはずだ。ベテランCBがオランダの柱となるかもしれない。

デンゼル・ドゥムフリース(背番号22)
生年月日:1996年4月18日
所属クラブ:PSV
20/21リーグ戦成績:30試合2得点6アシスト
代表通算成績:19試合0得点3アシスト

 オランダの名門PSVで右サイドバックの主力を担うのがデンゼル・ドゥムフリースだ。185cmと高身長であるが、抜群のスピードを持ち非常にオフェンスセンスのあるサイドバックである。オランダ代表でも主力を担い、ユーロ前の国際親善試合の2試合にフル出場。システムを変えて臨んだ強化試合に右サイドで出場し、ジョージア戦で1アシストを記録。PSVで好調を維持するドゥムフリースはユーロで活躍することができるだろうか。

ユリエン・ティンバー(背番号25)
生年月日:2001年6月17日
所属クラブ:アヤックス
20/21リーグ戦成績:20試合1得点
代表通算成績:2試合出場

 現在19歳のユリエン・ティンバーがユーロで飛躍するかもしれない。4バックではダレイ・ブリントがマタイス・デ・リフトとともにCBを担っていたが、新システムとなる3バックではこの19歳が起用された。6月2日のスコットランド戦でA代表デビューを果たすと、続く6日のジョージア戦も先発。フランク・デ・ブール監督の信頼を掴んだかもしれない。同選手は今年9月のエールディビジ開幕戦でいきなりトップチームデビュー。コンスタントに出場し、いきなりアヤックスの優勝に貢献している。今回のオランダ代表はこの19歳に注目すべきかもしれない。

MF

ジョルジニオ・ワイナルドゥム(背番号8)
生年月日:1990年11月11日
所属クラブ:パリ・サンジェルマン/フランス
20/21リーグ戦成績:38試合2得点0アシスト
代表通算成績:75試合22得点8アシスト

 ジョルジニオ・ワイナルドゥムは今季終了後、2016年7月から在籍していたリバプールを離れパリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍となった。バルセロナへの移籍が濃厚とされていたが、PSGが横取りする形となった。新天地での活躍の前にユーロで勢いをつけたいところだ。今季はリバプールで公式戦51試合に出場し鉄人っぷりを発揮。運動量が豊富なワイナルドゥムは攻守に貢献できる。間違いなく、オランダの中心選手である。今回のユーロでは主将としてオランダを牽引することを求められる。リーダーシップを発揮し、オランダを優勝に導くことができるだろうか。

クインシー・プロメス(背番号11)
生年月日:1992年1月4日
所属クラブ:スパルタク・モスクワ/ロシア
20/21リーグ戦成績:19試合6得点(アヤックス)、11試合3得点3アシスト
代表通算成績:48試合7得点7アシスト

 2019年からアヤックスでプレーしていたクインシー・プロメスだったが、今年2月に完全移籍によりスパルタク・モスクワへ復帰。シーズン途中の加入ながら、リーグ戦11試合に出場し3得点3アシストと活躍した。左ウィングを主戦場とするプロメスだが、右ウィングや右サイドバック、さらにはトップ下でもプレーできるユーティリティ性も魅力。抜群のスピードから相手を置き去りにし、ゴールに繋げることができる。オランダ代表では控えに回ることが最近では多くなっているが、この快速ウィンガーが途中から出てきたら、対峙するDFは苦労するだろう。自慢のスピードを武器にゴールを狙ってほしい。

ダフィ・クラーセン(背番号14)
生年月日:1993年2月21日
所属クラブ:アヤックス
20/21リーグ戦成績:29試合12得点3アシスト
代表通算成績:24試合5得点3アシスト

 ダフィ・クラーセンはアヤックス下部組織から2011年にトップチーム昇格。同クラブで頭角をあらわすと、2017年にエバートンへ完全移籍。しかし中々出場機会を与えられず、2018年7月にブレーメンへ移籍。主力としてプレーしていたが、昨年10月にアヤックスへの完全移籍で古巣復帰となった。アヤックスではトップ下やセントラルハーフでプレーし、公式戦50試合16得点5アシストを記録。復帰後すぐに主力に定着し、さすがの活躍を見せた。3月のワールドカップ予選3試合全てに出場。ユーロ前の強化試合2試合にも出場し、徐々に信頼を掴みつつある。ユーロでその得点力を発揮し、オランダを優勝に導くことができるだろうか。

マルテン・デ・ローン(背番号15)
生年月日:1991年3月29日
所属クラブ:アタランタ/イタリア
20/21リーグ戦成績:35試合1得点1アシスト
代表通算成績:23試合1アシスト

 マルテン・デ・ローンは所属するアタランタで中心選手として活躍。アタランタの心臓として、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得などに貢献した。デ・ローンの特徴と言えば、セリエ最強の狩人と言われるほどのボール奪取力だ。豊富な運動量で走り回り、相手に食らいついてく。ジョルジニオ・ワイナルドゥムとともにオランダの中盤を支えている。デ・ローンのボール奪取力がオランダのカギを握るかもしれない。

ラヤン・フラーフェンベルフ(背番号16)
生年月日:2002年5月16日
所属クラブ:アヤックス
20/21リーグ戦成績:32試合3得点5アシスト
代表通算成績:5試合1得点0アシスト

 現在19歳のラヤン・フラーフェンベルフもオランダ期待の有望株だ。190cmという長身を活かしたフィジカルも武器。同選手はボックス・トゥ・ボックスの選手で攻守に貢献できる。それだけでなく、ドリブルやパスなどテクニックも持ち合わせる大物MFだ。今季は公式戦47試合に出場5得点6アシストと活躍し、カップ戦とリーグ戦の優勝に貢献した。フラーフェンベルフは今年3月のワールドカップ予選トルコ代表戦に出場し、A代表デビュー。6月6日のジョージア戦では代表初ゴールも決めた。ユーロ前最後の試合で代表初ゴールを決めるなど良い状態でユーロ本番を迎えることになるだろう。19歳がユーロという大舞台で暴れるかもしれない。

フレンキー・デ・ヨング(背番号21)
生年月日:1997年5月12日
所属クラブ:バルセロナ/スペイン
20/21リーグ戦成績:37試合3得点4アシスト
代表通算成績:27試合1得点3アシスト

 フレンキー・デ・ヨングは言わずと知れたバルセロナの中心選手だ。今季はバルセロナで公式戦51試合に出場し7得点8アシストを記録。リーグ戦、スーペル・コパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のタイトル獲得は逃したが、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)優勝に貢献した。デ・ヨングの特徴は抜群のキープ力とパス能力だ。1試合のパス本数が非常に多く、ビルドアップに貢献する。また、決定的なパスも出すことができ、チャンスを演出しチームに貢献する。この選手から何本パスが出るかでオランダの攻撃が変わってくるだろう。

トゥーン・コープマイネルス(背番号24)
生年月日:1998年2月28日
所属クラブ:AZ
20/21リーグ戦成績:31試合15得点5アシスト
代表通算成績:1試合出場0得点

 トゥーン・コープマイネルスはU-24日本代表DF菅原由勢が所属するAZで欠かせない選手だ。AZでは2019/20シーズンから主将を務めチームを牽引。今季は31試合15得点5アシストを記録した。AZでは絶対的な存在だが、代表では中々出場機会を与えられず。昨年10月のメキシコ代表戦でA代表デビューとなったが、それ以降出場はなし。それでもまだ23歳と若く将来のオランダを背負って立つ存在で今から大舞台を経験できるのは大きい。コープマイネルスはフレンキー・デ・ヨングのようなゲームメイカータイプのMFでビルドアップに積極的に参加する。後方からゲームを組み立て、チームにリズムを与える。ユーロで公式戦初出場となるだろうか。

FW

メンフィス・デパイ(背番号10)
生年月日:1994年2月13日
所属クラブ:リヨン/フランス
20/21リーグ戦成績:37試合20得点12アシスト
代表通算成績:64試合26得点23アシスト

 現在のオランダ代表のエースは間違いなくこの男だろう。背番号10を背負うメンフィス・デパイだ。デパイの調子次第でオランダ代表の出来が変わってくるといっても過言ではない。主将を務めるリヨンでは37試合に出場し、得点ランキング2位タイの数字となる20得点を記録。オランダ代表で現在、3試合連続ゴール中だ。3試合5得点と好調を維持している。また、デパイはゴールだけでなくリーグ戦12アシストが物語る通りチャンスメイクもできる。この背番号10がひとたびボールを持つと、ゴールに繋がる可能性が非常に高くなる。リーグからの好調をこのまま維持してほしい。

ステフェン・ベルフハイス(背番号7)
生年月日:1991年12月19日
所属クラブ:フェイエノールト
20/21リーグ戦成績:31試合18得点14アシスト
代表通算成績:26試合2得点9アシスト

 主に右ウィングでプレーするステフェン・ベルフハイスは、オランダのレジェンドであるアリエン・ロッベンを彷彿とさせるような右サイドから切り込んでの左足シュートを得意とする。俊敏性を武器にサイドを切り裂き、クロスや決定的なパスでもチャンスを演出することができる。所属するフェイエノールトでは主将としてチームを牽引。今季はリーグ戦31試合に出場し、18得点を記録。20得点の大台へは届かなかったが、その決定力はオランダの力になるだろう。3月のワールドカップ予選の全3試合に出場し2得点2アシストを記録。直近のスコットランド戦とジョージア戦にも出場し、調子は万全だろう。ベルフハイスが右サイドを制覇すれば、オランダの勝利はグッと近づくだろう。

ルーク・デ・ヨング(背番号9)
生年月日:1990年8月27日
所属クラブ:セビージャ/スペイン
20/21リーグ戦成績:34試合4得点
代表通算成績:36試合8得点1アシスト

 ルーク・デ・ヨングは所属するセビージャで今季リーグ戦34試合に出場するも、途中出場が多く得点はわずか4。本人としても納得のいくシーズンではなかっただろう。それでも3月のワールドカップ予選は全3試合に出場し1点ずつゴールを奪った。6月2日のスコットランド戦は出場時間が少なくゴールとはならなかったが、デ・ヨングの決定力は武器になるはずだ。188cmという長身を活かしたフィジカルは圧倒的でポストプレーを得意とする。セットプレーでも同選手に勝てる相手は多くはないだろう。

ドニエル・マレン(背番号18)
生年月日:1999年1月19日
所属クラブ:PSV
20/21リーグ戦成績:32試合19得点8アシスト
代表通算成績:9試合2得点1アシスト

 ドニエル・マレンはアヤックス下部組織に所属していたが、2015年にアーセナル下部組織に加入。しかしトップチームで出場する機会はなく、2018年にPSVに加入となった。2019/20シーズンの第6節フィテッセ戦ではクラブ史上約55年ぶりの快挙となる1試合5得点を記録し、世界を驚かせた。2019年9月に行われたユーロ予選のドイツ代表戦でオランダ代表デビュー。いきなりゴールを決め、鮮烈デビューとなった。マレンの特徴といえば、圧倒的なスピードを武器としたドリブル突破。さらにはワンタッチゴールも多く、非常に決定力がある選手だ。主戦場はCFでポジション争いは厳しいものになるが、ユーロで出番はあるだろうか。

ボウト・ベグホルスト(背番号19)
生年月日:1992年8月7日
所属クラブ:ヴォルフスブルク/ドイツ
20/21リーグ戦成績:34試合20得点9アシスト
代表通算成績:6試合1得点

 ヴォルフスブルクのエースがオランダ代表でも得点量産できるか注目だ。ボウト・ベグホルストは今季のブンデスリーガで全34試合に出場20得点を記録。得点ランキング4位タイに入る活躍を見せ、チームの来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献した。6月6日に行われたジョージア戦では1ゴールを記録。チームでの調子を維持して代表に合流できているだろう。オランダではエースのメンフィス・デパイと2トップを組むことが予想される。初のユーロで得点を量産することができるだろうか。

コーディ・ガクポ(背番号26)
生年月日:1999年5月7日
所属クラブ:PSV
20/21リーグ戦成績:23試合7得点2アシスト
代表通算成績:初招集

 PSVの下部組織出身であるコーディ・ガクポは2018年にトップチーム昇格。徐々に出場機会を得ると、昨季は公式戦39試合8得点9アシストを記録した。今季は足首の負傷などで欠場する時期もあったが、今季は公式戦29試合11得点を記録。そしてユーロに臨むメンバーに選出され、初招集となった。主戦場が左ウィングのガクポは左右両方のウィングをそつなくこなし、センターフォワードとしてもプレーできる。ユーロの舞台でオランダ代表デビューとなるかどうか注目が集まりそうだ。

基本フォーメーション

▽GK
ティム・クルル

▽DF
ユリエン・ティンバー
ステファン・デ・フライ
マタイス・デ・リフト

▽MF
デンゼル・ドゥムフリース
マルテン・デ・ローン
ジョルジニオ・ワイナルドゥム
フレンキー・デ・ヨング
オーウェン・ワインダル
▽FW
ボウト・ベグホルスト
メンフィス・デパイ

▽監督
フランク・デ・ブール