日本サッカー協会は、東京五輪に臨むU-24日本代表メンバー18人を22日に発表した。このチームのエースとして期待がかかるのは、やはり“日本の至宝”久保建英だ。

 2001年生まれの久保は、本来であれば23歳で迎える4年後のパリ五輪で主力となる世代。だが少年時代から将来を嘱望されてきたワンダーボーイはもはや「飛び級」という言葉が使われることも全くないほど現世代の中心となっている。

 2020/21シーズンはビジャレアルとヘタフェで苦しいシーズンを過ごしたこともあり、周囲の熱狂は以前に比べればやや沈静化したことも否めないかもしれない。だが、まだ20歳にもなっていなかった日本人選手がラ・リーガで普通にプレーしている時点で十分に規格外の存在だ。

 東京五輪に向けた準備としてU-24日本代表の今月の活動に合流すると、低調なシーズンが引き起こした不安も払しょくするパフォーマンスを披露。日本代表との兄弟対決ではチームが敗戦に終わる中で積極的なプレーを見せ、続いて行われたU-24ガーナ代表戦とジャマイカ代表戦では2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ級の輝きを放った。

 ガーナ戦では堂安律の先制点に繋がるシュートに続いて自らも1得点を記録するなど躍動。ジャマイカ戦では驚異の“4人股抜き”ゴールで世界のメディアも驚かせた。堂安など周囲の選手との連係も高まっており、本大会に向けてさらに精度を上げていくことが期待される。

 レアル・マドリードの未来の主力候補としてスペインを中心とした海外メディアからの注目度も高く、大会全体でも目玉選手の一人として東京五輪を迎える。久保はその期待に応え、U-24日本代表が目標として掲げる金メダル獲得にチームを導くことができるだろうか。