FW浅野拓磨が5月まで所属していたセルビアのパルチザンは、浅野の獲得に関心を示した複数のクラブから連絡を受けたが、それらのクラブは獲得から手を引いたと主張している。セルビア『テレグラフ』などが22日付で伝えた。

 浅野は先月2日、パルチザンからの度重なる給与未払いなどがあったとして同クラブとの契約を解除したことを発表。パルチザン側は一方的で不当な契約解除と主張し、国際サッカー連盟(FIFA)への訴えや法的措置を取る姿勢を取っている。

 昨季のパルチザンでリーグ2位の18得点を挙げるなど活躍していた浅野の契約解除により、パルチザンは浅野を他クラブへ売却することで得られる多額の移籍金を失ったかと思われた。だが実際には、パルチザンとの間で訴訟トラブルになることを回避するため、浅野の獲得に関心を持つクラブはパルチザンに一定の金額を支払う姿勢を見せているという。

「彼に関心を持ついくつかのクラブから連絡を受けた。(移籍金を)支払うことで訴訟を回避したいと彼らは考えている」「メディアで噂になった全てのクラブが、まずはパルチザンに連絡してきた」とパルチザンのミロシュ・ヴァズーラSD(スポーツディレクター)はセルビアメディアに語った。

 だがパルチザンに連絡を取ったクラブは、複雑な法的問題から逃れられないことが分かって浅野の獲得から手を引いたとのこと。「彼は大きなミスを犯したと思う。本来パルチザンのものになるはずの金を欲しがろうとした者たちのアドバイスに従ったせいだ」とヴァズーラSDは続けている。