東京五輪(東京オリンピック)・男子サッカーは準々決勝の全日程が終了。U-24日本代表は2012年ロンドン五輪以来3度目となるベスト4進出を決めている。

 その準決勝でU-24日本代表と対戦するのがU-24スペイン代表だ。グループリーグCを首位通過した同国は準々決勝でU-24コートジボワール代表に大苦戦を強いられたが、延長戦の末5-2で勝利。メダル獲得に一歩前進している。

 そんなU-24スペイン代表においてここまで際立ったパフォーマンスを見せてきたのはダニ・オルモだ。今夏のユーロ2020にも出場した同選手は4試合で1得点2アシストを記録しており、ドリブル成功数、キーパス数、そしてアシスト数のすべてでチームトップに立っているというデータが出ている。準々決勝U-24コートジボワール代表戦では1得点1アシストと大活躍だった。

 センターフォワード起用が続いているミケル・オヤルサバルもここまで4試合で2得点1アシストと活躍。シュート数はチーム最多をマークしている。オーバーエイジ(OA)の一角であるマルコ・アセンシオはここまで1アシストで、得点はなしという状況が続いている。

 中盤はペドリ、ミケル・メリーノ、マルティン・スビメンディの3人が基本先発で起用されてきた。その中でペドリは中盤の選手としては全体2位となる219本のパスを成功させるなど、やはり非凡な存在感を放っている。ただ、バルセロナでほぼ休みなく働き、ユーロでもほぼフル稼働、そして五輪でもすべての試合で70分以上出場中と、肉体的にかなりギリギリであることは否めない。

 最終ラインではパウ・トーレスとエリック・ガルシアのセンターバックコンビがさすがの安定感を発揮している。ここまで全体のパス成功数1位がP・トーレスで、2位がE・ガルシア。そして同成功率が共に93%となっているなど、データがそれを大きく証明している。さらにP・トーレスに関しては、攻撃陣顔負けのキーパス数4本も記録している。準決勝でも彼らの巧みなパス捌きがU-24日本代表を大いに苦しめる可能性は高い。

 GKウナイ・シモンはここまで10本のセーブを記録。そのうちペナルティーエリア内からのものは6本あった。さらにGKとしては最多119本のパスを成功させるなど、ビルドアップ面でも抜群の安定感を発揮している。

 やはり、ここまでユーロ2020出場組の活躍が目立つU-24スペイン代表。U-24日本代表の前に、五輪本大会前に行った強化試合よりも遥かに高い壁となって立ちはだかってくることは間違いないだろう。

※各データは『Sofa score』を参照