レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマは今季開幕から絶好調であり、ゴールやアシストを量産している。その活躍ぶりに、今年度のバロンドール候補に推す声も上がり始めている。

 マドリーが久保建英のマジョルカに6-1で大勝したミッドウィークの試合でも、ベンゼマは2得点2アシストと爆発。これでリーガ開幕からわずか6試合で8得点7アシストを記録したことになり、得点ランキングとアシストランキングの両方で首位を独走している。

 その圧倒的な活躍に対し、ベンゼマをバロンドール候補に推す声も出始めてきた。マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督も、「受賞者候補のリストに入るべきだと思う」と24日の会見でコメント。元バルセロナのサミュエル・エトー氏も「受賞する資格のある選手の一人だと思う」と見解を述べている。

 スペイン紙『マルカ』も23日付記事で「バロンドールが真剣な賞ならベンゼマに贈られるべき」と主張。ロベルト・レバンドフスキやアーリング・ブラウト・ハーランド、クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシらの選手たち以上に受賞にふさわしいと論じている。

 昨年度は中止となり、2年ぶりの選出が予定される今年度のバロンドールは“本命不在”。例年と比較しても、受賞者候補と言われる選手たちが決め手を欠く状況にある。

 チェルシーのチャンピオンズリーグ優勝に貢献したエンゴロ・カンテ、イタリア代表のユーロ2020(欧州選手権)優勝と合わせて2冠のジョルジーニョなども候補だが、ゴールを量産するタイプではない選手の受賞は伝統的に不利。メッシはコパ・アメリカ(南米選手権)優勝で最有力候補に浮上したとみられていたが、パリ・サンジェルマンへの移籍後はまだバルセロナ時代のような活躍を見せられていない。

 ベンゼマは昨季のリーガでもメッシに次ぐ得点ランキング2位に入るなど活躍していたが、タイトルを獲得していないことは不利なポイントかもしれない。今後の試合でさらに結果を出し続けてアピールできるだろうか。