17年前の今日行われたチャンピオンズリーグ(CL)の試合で、リバプールのレジェンドであるスティーブン・ジェラード氏が伝説的なゴールを記録した。状況的にもゴールのクオリティー的にも、あまりにも凄すぎる一撃だった。

 2004/05シーズンのCLグループステージでリバプールは苦戦を強いられ、5試合を終えて勝ち点7でグループ3位。勝ち点10のオリンピアコス、勝ち点9のモナコに遅れを取り、突破のためには勝利が義務付けられる状況で最終節を迎えていた。

 前半を終えた時点でモナコはデポルティボから3点を奪って勝利をほぼ確実とし、一方のリバプールはホームでオリンピアコスに1点リードを許す。リバプールはオリンピアコスに2点差勝利を収めなければ直接対決のアウェイゴール数で敗退となるため、残り45分間で少なくとも3点が必要という大ピンチに追い込まれた。

 後半に入って2点を奪い逆転することには成功したリバプールだが、もう1点が必要。そして迎えた86分、ニール・メラーが頭でエリア前へ落としたボールに反応したジェラードが迷わず右足を振り抜く。渾身の力を込めた弾丸ミドルがゴール右隅に突き刺さり、スタジアムは大熱狂に包まれた。

 あまりにも劇的な形でグループ突破を果たしたリバプールはそのまま勝ち進み、決勝では3点差からの驚異的追い上げでミランを下して優勝。グループ最終節での一撃がなければ、「イスタンブールの奇跡」も起きることはなかったはずだ。