GK

 日本代表は27日、FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選で中国代表と対戦する。昨年11月に行われたアウェイ2連戦に勝利した日本代表は、グループB2位に浮上。残り4戦全てに勝利すれば、ストレートでのW杯出場が決まる。ホームでの負けられない一戦に森保一監督はどのようなメンバーで臨むのか。中国戦の予想スタメンとフォーメーションを紹介する(※情報は1月26日時点)。

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権田修一(清水エスパルス)
生年月日:1989年3月3日
日本代表通算成績:28試合13失点

 日本代表に長く名を連ねている川島永嗣、ベルギーで活躍するシュミット・ダニエルと実力者が揃う中で、現在正GKに君臨するのが権田修一だ。日本代表はここまでアジア最終予選で2敗しているものの、権田は安定した見事な活躍を見せている。

 2021年9月から行われているアジア最終予選全試合に出場している権田は、オマーン代表戦で終了間際に失点。敗戦こそしたものの、中国代表戦では安定したパフォーマンスで相手をシャットアウトした。劇的な勝利を収めたオーストラリア代表戦では好セーブを連発し、勝利に貢献している。

 そして同年11月に行われたベトナム代表、オマーン代表とのアウェイ2連戦はどちらも無失点に抑えて見せた。その活躍もあり、日本代表はグループB2位に浮上。27日に行われる中国代表戦でも安定したプレーを見せ、2022年の初戦を勝利に導けるだろうか。

DF

酒井宏樹(浦和レッズ)
生年月日:1990年4月12日
日本代表通算成績:68試合1得点

 昨年、9年ぶりにJリーグへ復帰した酒井宏樹は、欧州リーグ終了後にほとんどオフがない状態で東京五輪に出場。同年9月に行われたアジア最終予選のオマーン代表戦後には、オーバーワークを考慮されチームを離脱した。10月に行われたサウジアラビア代表、オーストラリア代表との試合には出場したが、浦和レッズで試合に出続けていたこともあり、疲労の色を隠せなかった。

 攻撃面では果敢なオーバーラップからの高速クロスでチャンスメイク。守備面でもリーグ1やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でスター選手を抑えてきた対人の強さで、右サイドを封鎖する。攻守両面で奮闘し右サイドを支配する酒井の実力と経験は、日本代表に必要不可欠だ。
 
 2021年11月に行われたベトナム代表、オマーン代表とのアウェイ2連戦は怪我により欠場。山根視来が代役を務めた。だが、Jリーグもシーズンが終わり、わずかだが休養を取った酒井は、27日に行われる中国代表で先発に復帰するだろう。

板倉滉(シャルケ04)
生年月日:1997年1月27日
日本代表通算成績:5試合1得点

 日本代表の要である吉田麻也、冨安健洋が負傷により負傷により今シリーズで不在。その穴を埋める存在となるのは、シャルケ04で活躍する板倉滉だろう。昨年行われた東京五輪では、怪我により出遅れた冨安の穴を完璧に埋める活躍を見せ、ベスト4進出に大きく貢献した。

 身長186cmと恵まれた体格を持つ板倉は、リーチを活かしたDFでボールを刈り取る。対人の強さだけでなく、危機察知能力にも長けるこの男は相手の攻撃の芽を摘み取り、カウンターの起点となる。攻守でチームに貢献できる板倉は、まさに現代型のセンターバックだ。

 2021年9月から行われているアジア最終予選ではここまで出場がないが、日本代表メンバーには常に選出されてきた。東京五輪やドイツで活躍した板倉は、今月27日に行われる中国代表戦に臨む。

谷口彰悟(川崎フロンターレ)
生年月日:1991年7月15日
日本代表通算成績:5試合0得点

 日本代表不動のセンターバック、キャプテンとして君臨する吉田麻也は右足太ももの負傷、冨安健洋は右足ふくらはぎの負傷によりともにメンバーを外れた。窮地に追いこまれた日本代表は、谷口彰悟を彼らの代役として起用するだろう。

 2017シーズンのJリーグ初優勝以降、川崎フロンターレは5年間で4度のリーグ制覇を達成。そのJリーグ最強クラブを後方から支え、2020シーズンからはキャプテンとしてまとめ上げるのが谷口だ。

 守備はもちろんだが、強いキャプテンシーと高いパス精度を持ち合わせる谷口は、後方からゲームを組み立てることが出来る。日本代表での出場は5試合しかないが、このJリーグ屈指のDFは、27日にホームで行われる中国代表との一戦でスタメンに抜擢されるだろう。

長友佑都(FC東京)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:131試合4得点

 インテルやマルセイユなど名だたる欧州クラブで活躍した長友佑都は、昨年9月に11年ぶりのJリーグ復帰を決断。古巣であるFC東京へ加入した。35歳になってなお、最前線で戦い続ける長友は、昨年行われたアジア最終予選全試合にスタメン出場している。

 長きに渡り日本代表でも活躍する長友の経験値は、若手選手たちに多くのものをもたらす。ベテランとなり、全盛期に比べてパフォーマンスは落ちているが、左SBは今も不動のままだ。

 昨年10月に行われたオーストラリア代表戦では果敢に攻め上がり、左サイドからの攻撃に厚みを持たせた。同年11月に行われたアウェイ2連戦はどちらも厳しい試合となったが、無失点での勝利に貢献している。最終予選6試合中、フル出場したのは1試合のみ。交代で入る中山雄太のプレータイムは徐々に伸びているが、森保一監督はおそらくこの35歳を先発で起用することになるだろう。

MF

遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)
生年月日:1993年2月9日
日本代表通算成績:34試合2得点

 昨季、ブンデスリーガ1部初挑戦ながらデュエル勝利数1位となった遠藤航はドイツ中に ”デュエルモンスター” としてその名を轟かせた。そして今季、シュトゥットガルトでキャプテンを任された遠藤は、開幕戦から全試合にスタメン出場。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督からの信頼も厚いこのMFは、日本代表でも欠かせない存在となっている。

 遠藤の特徴は何と言っても対人の強さだ。選手が密集する中盤で相手に囲まれようとこの男が負けることはほとんどない。相手のチャンスの芽を摘み、瞬時に攻撃へとつなげられるこの男は、日本代表においても中盤の要となっている。

 2021年9月から行われているアジア最終予選全試合にフル出場。シュトゥットガルトでもフル稼働を続ける遠藤は、驚異的な鉄人ぶりを見せている。27日に行われる中国代表戦にもベストコンディションで臨み、中盤を支配する活躍を期待したい。

田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
生年月日:1998年9月10日
日本代表通算成績:5試合1得点

 2021年7月、2.ブンデスリーガ(2部)に所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフに買い取りオプション付きレンタルで移籍した田中碧は、東京五輪に出場。オーバーエイジ(OA)で参加した遠藤航とコンビを組み、ベスト4進出に大きく貢献した。欧州初挑戦となった今シーズンは、ここまでリーグ戦15試合に出場している。

 昨年10月、田中は約2年ぶりに日本代表に戻ってきた。オーストラリア代表戦でスタメンに抜擢されると、試合序盤に貴重な先制ゴールをゲット。この若きMFは窮地の日本代表を救った。

 オーストラリア代表戦以降は、スタメンに定着した。同年11月に行われたベトナム代表、オマーン代表とのアウェイ2連戦でも勝利に貢献している。瞬く間に欠かせない存在となったこの男は、27日に行われる中国代表戦にも欠かせない。

守田英正(CDサンタ・クララ/ポルトガル)
生年月日:1995年5月10日
日本代表通算成績:12試合2得点

 2021年1月にポルトガルのサンタ・クララに移籍した守田英正は、加入後すぐにスタメンに定着。昨シーズンに続き、今季も安定したシンプルなプレーで攻守の橋渡し役を担い、中盤で不動の地位を築いている。

 豊富な運動量を持つ守田はピッチ全体を駆け回り、様々な場面でプレーに関与。果敢にゴール前に顔を出すだけでなく、体を張ったプレーでピンチを防ぐ。さらに、卓越したテクニックとパススキルで試合をコントロールする。

 FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選で遠藤航と見事な連係を見せた守田は、サウジアラビア代表戦に途中出場した。4-3-3にフォーメーションを変更したオーストラリア代表戦ではスタメンに抜擢され、交代になる85分まで安定したプレーを見せて勝利に貢献した。同年11月に行われたオマーン代表戦は累積警告により欠場となったが、27日に行われる中国代表戦ではスタメンに復帰するだろう。

WG&FW

久保建英(マジョルカ/スペイン)
生年月日:2001年6月4日
日本代表通算成績:13試合0得点

 今季2年ぶりにマジョルカに加入した久保建英は、ここまでリーグ戦12試合に出場。9月以降は怪我に悩まされたが、12月に行われたアトレティコ・マドリード戦では見事な決勝点を決めた。さらに、今月15日に行われたコパ・デル・レイ(国内カップ)ラウンド16のエスパニョール戦ではエスパニョール戦では圧巻のFK弾を奪取。怪我から復帰後は徐々に調子を上げている。

 細かいタッチと卓越したテクニックから繰り出されるドリブルはまさに圧巻の一言。1人でも局面を打開することができるが、広い視野と高いパススキルを活かしてチャンスを生み出すこともできる。

 アジア最終予選での出場は、2021年9月に行われたオマーン代表、中国代表戦の2試合のみ。以降は負傷により欠場しているが、久保がチームに入ることで日本代表に新たな攻撃のリズムが生まれる。27日に行われる中国代表戦でも、マジョルカ同様に攻撃を牽引する活躍を期待したい。

伊東純也(ヘンク/ベルギー)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:29試合7得点

 今の日本代表の攻撃陣で最も活躍しているのは、間違いなく伊東純也だ。累積警告により欠場となったサウジアラビア代表戦を除き、アジア最終予選全試合に出場。5試合2得点1アシストを記録し、ほとんどの得点に関与している。

 2021年9月に行われた中国代表戦では、大迫の先制点をアシスト。同年11月に行われたベトナム代表、オマーン代表とのアウェイ2連戦では、2得点をマークした。伊東の活躍により連勝した日本代表は、グループBの2位に浮上している。

 圧倒的なスピードを活かしたドリブルや裏への抜け出しで突破口を開き、正確なクロスやシュートで結果を残す。今や伊東の存在は日本代表にとって不可欠で、最大の武器になっている。27日に行われる中国代表戦では、3試合連続ゴールを狙う。

大迫勇也(ヴィッセル神戸)
生年月日:1990年5月18日
日本代表通算成績:55試合24得点

 ブンデスリーガで屈強なDFを相手にプレーしてきた大迫勇也は、昨年8月にヴィッセル神戸へ移籍し、7年ぶりにJリーグへと戻ってきた。強靭な相手にも屈せず、安定したポストプレーや巧みなシュートで攻撃を牽引する大迫は、日本代表不動のエースとして君臨している。

 得点だけでなく、試合の組み立てへの関与やチャンスメイクもできる大迫は、日本代表に幅広い攻撃パターンをもたらす。同ポジションにはセルティックで活躍する古橋亨梧など、若い選手が所属クラブで頭角を現しているが、この男はアジア最終予選全試合に先発出場。日本代表の勝利に貢献している。

 昨年9月に行われた中国代表以降、アジア最終予選では得点を決められていないが、大迫は常にチャンスに関与。カウンターや自陣から攻め上がる際には最前線でボールをキープし、攻撃の起点となっている。27日に行われる中国代表戦では、エースのゴールを期待したい。

予想フォーメーション

▽GK
権田修一

▽DF
酒井宏樹
板倉滉
谷口彰悟
長友佑都

▽MF
遠藤航
田中碧
守田英正

▽FW
久保建英
大迫勇也
伊東純也