●前半から3バックを

 日本代表は現地時間1日、FIFAワールドカップカタール2022・グループリーグ第3節でスペイン代表と対戦する。負ければ他会場の結果に関係なく敗退という背水の陣で迎える一戦に、森保ジャパンはどのようなメンバーで臨むべきなのだろうか。スタメン案を紹介する。

 サッカー日本代表がコスタリカ代表に敗れたことで、グループリーグEは大混戦となっている。残り1試合で、全4チームにベスト16入りの可能性が残っている状態だ。

 日本代表は3戦目のスペイン代表戦で勝利すれば、自力での突破が決まる。引き分けなら同時刻キックオフのドイツ代表対コスタリカ代表の結果次第。負ければ他会場の結果に関係なく敗退という条件である。

 最低でも勝ち点1が欲しいスペイン代表戦だが、とにかく守って0-0でOKなどという考え方では、押し込まれ続けて最後にやられてしまうだろう。ここは、当たって砕ける覚悟で前半から攻撃的にいってほしいところ。その結果としての引き分け以上が理想的と言えるのではないだろうか。

 そうした点を踏まえ、ここからはスタメン案を紹介する。

 GKは過去2戦から変えるべきか。権田修一はドイツ代表戦、そしてコスタリカ代表戦ともに責任ある失点を喫しており、不安を残す。同選手と能力的には大差ないように思えるシュミット・ダニエルを先発に抜擢してもいいだろう。

 最終ラインは3枚で、右から板倉滉、吉田麻也、そして冨安健洋だ。

 板倉はドイツ代表戦、そしてコスタリカ代表戦と安定したプレーを披露しており、スタメン起用しない理由はない。吉田はコスタリカ代表戦で失点に繋がる論外パスを出すなど印象が悪いが、中央で最終ラインを牽引できる存在として、やはり外すことはできない。

 冨安の起用はコンディション次第だ。万全なら使わない手はないが、もしスタートからが厳しいようであれば、谷口彰悟に左センターバックを託したい。

●不調の鎌田大地、前回ベンチの久保建英の起用は?

 遠藤航が怪我の影響でスペイン代表戦を欠場することが濃厚。ボール奪取力に関してこの男の右に出る者はいないので、チームにとっては大きな痛手だ。

 遠藤の不在により、おそらくスペイン代表戦では守田英正と田中碧のボランチになると思われるが、ここでは守田と鎌田大地のコンビを提案したい。

 守田はコスタリカ代表戦のパフォーマンスがお世辞にも良くなかったが、遠藤がいないとなると、中盤には欠かせないか。ワールドカップデビュー戦はあまりに消極的だったが、その反省を生かし、スペイン代表戦では持ち味を遺憾なく発揮してほしいところである。

 鎌田は過去2戦でトップ下として先発したが、存在感を放てていない。コスタリカ代表戦ではなかなか良い形でボールが入らず、フラストレーションを露わにするようなシーンもあった。しかし、ドイツ代表戦では途中からボランチの位置へ下がると、的確なボール捌きで攻撃に幅をもたらしていた。本人もボランチ起用に自信をのぞかせているため、スタートから使うのは有りだ。

 両ウィングバックには縦への突破力に長ける伊東純也と三笘薫を置きたい。スペイン代表相手に引かず、攻撃的に出るならば、単独で深さを作れる両者は必要不可欠。三笘に関してはジョーカー起用がベストとの声もあるが、後半から仕掛けるような悠長な戦い方はできない。思い切って先発で使うべきだろう。

 2シャドーは久保建英と堂安律。ともにボールをキープできる力があり、何より近くにいる際のコンビネーションが良い。また、昨年の東京五輪(東京オリンピック)でスペイン代表の強さを体感しているため、この試合にかける思いはかなり強いはず。そうしたメンタル的な部分もチームに還元してほしいところだ。

 1トップは前田大然。決定的な仕事には期待できないが、とにかく走って相手DF陣にプレッシャーを与え続けることが求められる。おそらくスペイン代表の選手たちはそう簡単に怯まないが、そこは走る量で勝負。継続できれば、いくらスペインであっても、どこかで綻びが出てくるはずだ。