現地時間2日、バルセロナはフットボールディレクターを務めるマテウ・アレマニが退任することを発表した。6月30日付けで正式退任となり、その後はプレミアリーグのアストン・ヴィラに移籍する。また、スポーツディレクターを務めるジョルディ・クライフも、今季終了後にクラブを離れるかもしれないと、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 アレマニとクライフ、そしてシャビ・エルナンデス監督の3人はバルセロナで良好な関係を築いてきたという。同紙は「3人はとても仲が良く、設定された目標を達成するために優れたチームを形成してきた」と報じているが、アレマニの退任に続き、クライフもバルセロナを去る可能性があるとしている。

 同紙によると、クライフの契約は今年6月までで、本人は更新するかどうかをまだ明らかにしていない。また、長い間自分の将来について考えてきたクライフは、関係の深いアレマニの退任によって、退任に傾くとみている。前回の契約の更新が単年のものだったのも、将来を見据えていたことによるものだという。

 クラブ側がクライフを引き留めるかはまだ不透明だが、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は新たなフットボールディレクターを探す必要に迫られている。クライフが退任することになれば、シャビ政権にも影響が出るかもしれない。