今季のラ・リーガを制したバルセロナは、現在バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表MFヨシュア・キミッヒに興味を示しており、移籍金+選手の譲渡で獲得に動く可能性があるとのことだ。スペインメディア『フィチャヘス』が報じている。

 同メディアによると、キミッヒは近い将来にドイツを離れることを望んでおり、バルセロナには獲得するチャンスがあるようだ。同クラブは今夏にもキミッヒ獲得を視野に入れており、キミッヒ自身もシャビ・エルナンデス監督の下でプレーする事に興味を持っているという。

 しかし、現在クラブの財政状況は苦しく、キミッヒを獲得するには十分な資金がない。そこでバルセロナは移籍金をより安くするべく、契約の一環として選手を譲渡する可能性があるとのことだ。その候補には3選手が挙げられている。

 まず1人目が、CBのアンドレアス・クリステンセンだ。昨年の夏に加入したばかりのクリステンセンだが、同メディアは彼の堅実なプレーとビルドアップ能力がバイエルンにとって魅力的だと伝えている。

 続いて2人目は、その高給により度々移籍の噂が上がるMFフレンキー・デヨング。同メディアによるとバイエルンは以前から彼に興味を示しており、プレーのクオリティやビジョンがバイエルンにフィットすると説明した。

 最後の3人目は、ウインガーのウスマン・デンベレだ。彼は頻繁に怪我を繰り返しており不安定な戦力ではあるが、その才能に間違いはなく、かつての恩師であるトーマス・トゥヘル監督が獲得に興味を示しているようだ。

 バイエルンがキミッヒの移籍を認めるかどうかは不透明で、両者の交渉はまだ始まってもいないようだ。しかし、長年中盤を支えてきたセルヒオ・ブスケッツが退団するバルセロナにとって、キミッヒほどのクオリティを持った選手の獲得のためには、少しの代償を払うこともいとわないだろう。