アイントラハト・フランクフルトに所属する日本代表MF鎌田大地のミラン移籍が、来週中に決まるかもしれない。イタリアメディア『トゥットメルカート』でコラムニストを務めるカルロ・ピッツィゴーニ記者が同選手について言及し、ミランに適応可能であると太鼓判を押した。

 鎌田は今季公式戦46試合に出場し16得点7アシストを記録している。フランクフルトと契約延長しないことを決断したことで、他クラブは移籍金ゼロで同選手を獲得することが可能となり、それによってポルトガル1部のベンフィカなど、複数のクラブが同選手の獲得に動いた。

 そして、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得したミランが、争奪戦を制して同選手を獲得する見通しとなっている。契約期間は4年で、年俸300万ユーロ(約4億5000万円)。メディカルチェックを受けた後、早ければ来週中に発表されると、複数のイタリアメディアが報じている。

 ドイツやベルギーなど、欧州のリーグでプレーしてきた鎌田だが、イタリアは初となる。それでも、ピッツィゴーニ記者は「鎌田は華々しい選手ではないかもしれないが、チーム内での彼の存在感は十分に感じられるだろう。ミランは攻撃組織に溶け込むのが得意な選手を見つけたことになる。彼はハードワークできるため、ステファノ・ピオリ監督が再び見つけたいと思っているサッカーを実践できる。このような選手を無料で獲得することは、パオロ・マルディーニとリッキー・マッサーラにとって完璧な作戦だ」と語り、ミランでも活躍できると太鼓判を押した。