UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループF第5節、パリ・サンジェルマン(PSG)対ニューカッスル・ユナイテッドの試合が現地時間11月28日に行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。この試合で物議を醸したPSGのPKなどに関して、ジョアン・ミクー氏がフランスメディア『レキップTV』を通じ、皮肉を言っている。

 PSGのホームで行われた試合は、先にニューカッスルが均衡を破った。24分にニューカッスルのアレクサンデル・イサクが左足でゴールを決めて先制する。追いかける展開となったPSGは、ヴィトール・フェレイラなど4人の選手を投入するが、なかなかゴールを奪えない。そして、このままニューカッスルが逃げ切るかに思われたが、ペナルティーエリア内でボールがニューカッスルのティノ・リヴラメントの胸に当たった後、腕に触れたことでPKの可能性が浮上。一度は流したものの、その後にVARで確認し、PKの判定に。エムバペがPKを決めたことで試合は1-1の劇的ドローに終わっている。

 このVARの判定に関与したトマシュ・クフィアトコフスキー氏は、翌日のレアル・ソシエダ対ザルツブルクの試合で担当を外された。現役時代にブレーメンで活躍した元フランス代表MFのミクー氏が、疑惑のPKと、後半アディショナルタイムの長さについて言及し「PSGは、ついにヨーロッパのビッグクラブになった。なぜなら、アディショナルタイムでパリが得たペナルティは非常に寛大なものであり、ニューカッスルが1人も交代しなかったにもかかわらず、なぜアディショナルタイムが9分もあったのかという疑問が生じたからである。そうでなければ、この大陸の本当に大きな組織だけが助けを得ることができるのだ」と語っている。