プレミアリーグ第26節、マンチェスター・ユナイテッド対フラムの試合が現地時間25日に行われ、マンUは1-2の敗戦を喫した。そのマンUが夏の移籍市場で選手の大量売却を行い、記録的な売上を記録する計画をたてているようだ。英紙『マンチェスター・イブニングニュース』が報じている。

 マンUは昨夏、チェルシーからの完全移籍でイングランド代表MFメイソン・マウントを獲得。インテルからカメルーン代表GKアンドレ・オナナを補強し、北アイルランド代表DFジョニー・エヴァンズなどベテラン選手もチームに加えた。その一方で、エバートンが収益性と持続可能性に関する規則違反で勝ち点剥奪されたことや、マンチェスター・シティが115件の財務規定違反で告発されたことも影響し、冬の移籍市場は静かに終わっている。

 そんな中、マンUは昨年12月に英多国籍化学企業『イネオス』のジム・ラトクリフ氏に株式25%譲渡したことを発表した。マンUの経営に参入したラトクリフ氏は「FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)はサッカークラブを運営する上で新たな側面となり、明らかに本当に重要な部分だ。そして、FFPをどのように管理すればクラブの利益につながるかを考えなければならない。そのためには様々な方法がある。しかし、最終的にはクラブを自助努力の範囲内で運営しなければならないとFFPは定めている。事実上、過去の支出も考慮され、クラブはここ数シーズン、かなり多額の支出をしている。そのため、FFPは今後も影響を与えることになるだろう」と語り、FFPを遵守していく姿勢を見せている。

 それを踏まえ「夏にその程度をはっきりさせる必要がある。今のところ、その質問に対する完全な答えはわからない。購入だけでなく、販売にも関係しているのは明らかなので、夏のウィンドウが始まる前に、その数字を理解する必要がある」と述べ、選手の売却にも言及した。同紙はタイトルに「マンUは移籍市場で記録的な夏の売り上げを計画中」とつけて大量売却を示唆し、アントニーやマーカス・ラッシュフォード、契約満了が近づくラファエル・ヴァランなどの選手や、他クラブへレンタル移籍中のジェイドン・サンチョなどを売却候補に挙げている。

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