プレミアリーグ第28節が現地時間10日に行われ、リバプールはホームにマンチェスター・シティを迎えた。首位攻防戦となったこの試合は、両者譲らず1-1のドローに終わっている。フル出場を果たしたサッカー日本代表MF遠藤航は攻守に躍動し、専門メディア『ROUSING THE KOP』がその活躍を11日に伝えた。

 データサイト『FotMob』の採点において、シティ戦の遠藤はアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクに次ぐチーム内3位の評価を受けている。パスの成功率は95%、デュエルでは地上戦に5回中4回勝ち、空中戦の勝率は100%だ。

 この結果、遠藤はファン投票によるプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選出された。試合後には指揮官のユルゲン・クロップ監督が『BBC』に対して「契約時に何を予想できるだろうか?」と切り出し、遠藤のパフォーマンスを称えている。同氏の言葉は以下のように続く。

「彼が良い選手だと分かっていたが、マッカ(アリスター)やドム(ショボスライ)、ハーヴェイ(エリオット)と一緒になって、その役割を果たすとは…。彼はとんでもない試合をしたよね。選手がワールドクラスになれるかは我々には分からないけれど、それが実際に起きたんだ」

そして『ROUSING THE KOP』は「ここ数カ月間、遠藤はリバプールの最高の選手の一人となった」と伝え、同選手とマック・アリスターのコンビを称賛した。同メディアは次のように報じている。

「2人とも素晴らしい守備の選手だ。しかし、ボールを持ったときのプレーも優れている。ポゼッションを保ち、ワンタッチ、ツータッチのサッカーをするのがとてもうまい。その一方で、危険な領域へ画期的なパスを送る。彼らが一緒にプレーしているとき、どんな相手にもダメージを与える能力があることを昨日は証明した」

 日本代表キャプテンの躍進は、果たしてどこまで続くのだろうか。リバプールは今季リーグ戦においてマンチェスター・ユナイテッドやトッテナム、アストン・ビラなどの上位チームとの対戦を残しており、それらの試合でも遠藤の活躍は期待されている。

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