UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝1stレグ、ボルシア・ドルトムント対パリ・サンジェルマン(PSG)の試合が現地時間1日に行われ、ドルトムントが1-0の勝利をおさめた。この試合で活躍したドルトムントのイングランド代表FWジェイドン・サンチョに対し、英メディア『ギブ・ミー・スポーツ』が高評価を下している。

 ドルトムントを率いるエディン・テルジッチ監督は、サンチョやニクラス・フュルクルク、カリム・アデイェミなどを先発起用。36分には、ニコ・シュロッターベックのロングパスをフュルクルクが巧みなトラップで足元におさめ、左足を振り抜いて先制点を決めた。一方で、マッツ・フンメルスやGKグレゴール・コベルなどの守備陣も奮闘し、キリアン・エムバペなど強力な攻撃陣を擁するPSGにゴールを与えない。先制点を守り切ったドルトムントが1-0の勝利をおさめている。

 同メディアは、ドルトムントの選手に10段階中「6.0」から「9.0」の点数をつけた。今年1月にマンチェスター・ユナイテッドからの期限付き移籍でドルトムントに加入し、背番号10番としてフル出場したサンチョには「9.0」のチーム最高評価を与え、寸評では「ドルトムントの右サイドで見事なプレーを見せた。明るい表情でチームメイトにチャンスを作った。また、ヌーノ・メンデスを苦しめた」との評価を下している。さらに、同メディアが選ぶマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にサンチョを選出し「メンデスは欧州でもトップクラスの選手だが、サンチョはこのポルトガル代表DFに疲れと不安を与えた。試したドリブルのうち12本を成功させ、試合を通して3本の重要なパスを供給し、MOMに相応しい活躍を見せた」と報じた。