プレミアリーグ第36節、リバプール対トッテナムの試合が現地時間5日に行われた。試合は4-2でリバプールが勝利している。現地メディア『Four Four Two』は、ハーフタイム中に口論となったトッテナムの選手とそれについて言及する試合後のアンジ・ポステコグルー監督の発言について報じている。

 試合前の段階で勝点60の5位につけていたトッテナムは、勝点67で4位につけているアストン・ビラとのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得争いに勝利するためにも絶対に負けられない重要な一戦だった。

 前半16分、リバプールは遠藤航のサイドチェンジからコーディ・ガクポがボールを受けると、ガクポが鋭いカットインからクロスを供給。エースのモハメド・サラーが頭で流し込み、先制点を挙げた。

 さらに、45分にはトレント・アレクサンダー=アーノルドのサイドチェンジをアンドリュー・ロバートソンが折り返し、サラーがこれに合わせる。惜しくも止められてしまうが、こぼれ球をロバートソンが押し込み、トッテナムは前半だけで2点のリードを許してしまった。

 後半もリバプールペースで試合は進み、50分、60分と続けざまに得点を奪い4-0とリードを広げる。トッテナムは72分、77分と続けざまに2点を返すも反撃はそこまで。最終的に、トッテナムは2-4でリバプールに敗れている。
 
 事件があったのは2点のリードを奪われて迎えたハーフタイムのことだった。トッテナムのクリスティアン・ロメロとエメルソン・ロイヤルが口論から揉み合いに発展し、GKのグリエルモ・ヴィカーリオが2人を引き離さなければいけない事態となったのだ。

 試合後、チームを率いる指揮官は、「選手たちはイライラして現状に満足していない」と述べた上で、「それは彼らが(現在のパフォーマンスを)気にしていることを示しているだけで、私は心配していない」と、選手が衝突したトラブルについて心配はないことを強調した。

 また、これで4連敗となってしまったことについては、「ニューカッスルとチェルシーでのアウェイの2試合は、パフォーマンスだけでなく結果も素晴らしいものではなかった」と言及し、「少なくとも今日は、自分たちらしいプレーをしていると思った」と、リバプール戦でのパフォーマンス自体は悪くなかったと振り返っていた。

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