今季限りでのパリ・サンジェルマン(PSG)退団が決定しているキリアン・エムバペは、レアル・マドリード加入が有力だと見られている。もっとも、まだ移籍先については確定した情報が明らかになっていない。英メディア『90MIN』は、自身の未来とPSGでの日々を振り返った同選手のコメントについて報じている。

 現地時間10日、エムバペはPSGとの契約を更新せず、今夏にフリーエージェントでクラブを離れることを発表した。移籍先は兼ねてから噂のあったマドリーが有力だと言われているが、いまだに同クラブへの移籍が決定したという報道はなく、同選手の去就については不透明な状況が続いている。

 エムバペは、5回目のリーグ・アン年間最優秀選手賞に選ばれた際に、受賞スピーチで自身の未来とこれまでのパリでの日々について次のように語っていた。

「私の人生の一章が終わろうとしている。リーグ・アンは私の人生において常に特別な場所だ。私は常に(クラブの)名誉のため、そしてふさわしい代表選手になろうと努力してきた。できることはすべてやったので、胸を張ってここを去るつもりだ。しかし、最初にASモナコ、そしてもちろんPSGでのプレーなしでは、何も成し遂げることができなかっただろう」

 また、「長い道のりだったが、リーグの歴史に貢献できたことをとても嬉しく思う」と繰り返すも、具体的な移籍先などについては触れていなかったと同メディアは報じている。