アーセナルは今季のプレミアリーグでわずか28失点と、強固な守備を築き優勝を争っている。その守備の中心で、目覚ましい活躍を見せているのがCBウィリアム・サリバだ。大手データサイト『Squawka』は、同選手がプレミアリーグ最高のDFであることを示すデータについて紹介している。

 プレミアリーグ第37節終了時点で、アーセナルは勝点86の2位につけている。首位マンチェスター・シティとの勝点差はわずか2であり、最終節の結果次第では同クラブの逆転優勝もありうる状況だ。

 今季のアーセナルが優れた成績を残している理由の1つとして、強固な守備が挙げられる。今季のリーグ戦ではわずか28失点、リーグトップとなる18回のクリーンシートを達成した。その原動力となっているのが、最終ラインの中心でチームを支えるサリバだ。

 同サイトは、「ガブリエウ・マガリャンイスと素晴らしいパートナーシップを築いた」と述べた上で、サリバが今季のプレミアリーグにおいて最高のDFだと示すデータについて次のように紹介している。

「サリバは際立った成績を残しており、ボール回収数(209回)とピッチ中央で獲得したポゼッション数(105回)とCB部門の中で1位となる数字を記録している。23歳の彼に明らかな弱点はないようだ。彼は後方への危険な突進を防ぐスピードと強さ、そして必要に応じて後方から抜け出す知性と位置認識を備えている。また、リーグでサリバ(3,330分)以上にプレーしたDFはおらず、今期の守備陣において常に心強い存在であったことだろう」

 このように称賛の言葉を送った上で、「あと1回クリーンシートを達成できれば、プレミアリーグタイトルを勝ち取る可能性がある」と言及し、「それが実現すれば、今シーズンであれ将来であれ、サリバはすぐにトニー・アダムス、ソル・キャンベルといったアーセナルの伝説的な選手たちと同じレベルに名前が位置付けられるだろう」と伝えていた。

冨安健洋が解決した今季のアーセナルの課題。完全スタメン奪取は近いのか【CL分析コラム】
給料高すぎ!? アーセナル、年俸ランキング1〜10位