ベルギー1部のシント=トロイデンVVに所属する元サッカー日本代表FW岡崎慎司が現役最後のホーム戦を終えた。ジュピラー・プロ・リーグ・プレーオフ2第9節、シント=トロイデン対OHルーヴェンが現地時間17日に行われた。試合は1-1のドローに終わっている。

 シント=トロイデンでは、岡崎、山本理仁、伊藤涼太郎、藤田譲瑠チマ、鈴木彩艶の日本人5選手がスタメン出場。一方、ルーヴェンでは三竿健斗と明本考浩が先発出場を果たしている。

 岡崎はゴールに絡むことはできなかったが、献身的なプレーなど、らしい動きを見せていた。そして、52分に交代でピッチを後にする際、両チームの選手・スタッフが岡崎に対して花道を作り、スタンドの観客も拍手で送り出した。

 試合は66分にファティ・カヤのゴールでシント=トロイデンが先制するも、74分に失点を許す。試合はこのまま終了し、1-1のドローで終わった。

 岡崎の試合後のコメントをベルギーメディア『HBVL』が掲載。同選手は「僕の交代の時に花道を作ってくれた両チームに感謝します。感動しました」と笑顔で答えた。また、自身のキャリアで最高の瞬間に「もちろん、プレミアリーグでの優勝だ」とプレミア制覇を挙げつつ、「ウエスカでのタイトルも美しかったし、日本代表としてワールドカップに3回出場したことも忘れ難い」と語った。

 さらに、岡崎は現役引退後のキャリアについて「欧州でコーチになりたいと思っている。おそらく、僕自身、選手の時よりも良いコーチになれるだろう。僕の身体はもう十分だと言っている。怪我は大きすぎた。コーチとしてシント=トロイデンに戻ってくるだろう。それは高尚なこと。僕はまだコーチになるために多くのことをやる必要がある」と話している。

 現役を引退する岡崎は今後、どんなキャリアを歩んでいくのか。

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