プレミアリーグ38節、アーセナル対エヴァートンの試合が現地時間19日に行われた。試合は、ホームチームが2-1で勝利している。試合後、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、勝点2差でリーグ優勝を逃す結果となった決定的な瞬間について振り返っている。英メディア『90MIN』が現地時間20日に報じた。

 37試合を消化した時点で、アーセナルは勝点86の2位につけていた。首位のマンチェスター・シティとはたったの勝点2差。20年ぶりのリーグ優勝を実現するためには勝利が至上命題だった。

 40分、エヴァートンのFKからイドリッサ・ゲイェに先制点を決められてしまい、優勝を狙うアーセナルにとっては苦しい展開に。しかし、43分に日本代表の冨安が豪快なボレーを叩き込み同点に持ち込むと、試合終了間際の89分にはカイ・ハフェルツのゴールで逆転することに成功した。しかし、シティがウェストハムに3-1で勝利したため、アーセナルは勝点89の2位でシーズン終了となっている。

 試合後、チームを率いるアルテタ監督は、「あらゆる限界に挑戦した」と選手たちのシーズンを通したパフォーマンスを賞賛した上で、「間違いなくアストン・ビラ戦が原因だった」と、リーグ優勝を逃す決定的な要因について振り返っていた。

 同監督は、「(ビラ戦で)前半には4–0になる可能性もあった」と述べた上で、「シティがトッテナムに2-0で勝利したことを考えると、もしかしたら同じこともあり得たかもしれない。これが(シティとの)差だ」と、4連覇を達成した王者との違いについて言及していた。

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