今季のプレミアリーグを6位で終えたチェルシーは、現地時間21日に双方合意のもとで、マウリシオ・ポチェッティーノ監督との契約を解除すると発表した。地元メディア『football.london』は、この衝撃的な指揮官解任を決めたオーナーの判断を批判している。

 昨季に12位と低迷したチェルシーは、ポチェッティーノ監督を迎えて今季のプレミアリーグを戦った。シーズン中盤にはなかなかチームのパフォーマンスが上がらない時期があったものの、終盤に怒涛の5連勝を達成して欧州カップ戦に出場できる6位で今季終了を迎えている。

 同メディアは、昨季低迷したチームを成長させて6位にまで引き上げた指揮官の解任を決断したクラブオーナーについて、「完全に混乱している」と前置きし、次のように批判していた。

「シーズンを終えたばかりだが、我々はすでにチェルシーから驚きの衝撃を受けている。これほど良い形でシーズンを終えた後に、ポチェッティーノ監督がクラブを去るのは奇妙だ。今季6位で終えたことは賞賛に値するし、プレシーズンを経て、彼らがどこまで勝ち進んでいくのかを見たかった。しかし、これでチェルシーは振り出しに戻ってしまった。オーナーが何を望んでいるのか分からない」

 なお後任監督の候補としては、過去にチェルシーを率いており今季バイエルンの監督を退任したトーマス・トゥヘル氏。ブライトンの監督を退いたロベルト・デ・ゼルビ氏、そして今季プレミアリーグ昇格を果たしたイプスウィッチ・タウンを率いているキーラン・マッケナ監督の名前をあげていた。

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