プレミアリーグのマンチェスター・シティでプレーするブラジル代表GKエデルソンが今夏に退団する可能性が浮上している。イギリスメディア『ミラー』が、現地時間21日に報じた。2017年夏にポルトガルのSLベンフィカから加入して以来、チームの守護神として数多くのタイトル獲得に貢献している。

 30 歳のエデルソンは、14日に行われたプレミアリーグ第34節延期分のトッテナム・ホットスパー戦で、相手DFクリスティアン・ロメロと衝突した際に顔面を負傷。眼窩底(がんかてい)骨折の重傷を負い、一足早く今シーズンを終えていた。また、6月20日からアメリカで開催されるコパ・アメリカ2024の欠場も正式に決定している。

 そのエデルソンに、サウジアラビアから熱い視線が送られているようだ。シティの幹部は、7シーズンに渡ってチームの正GKを務めてきた功労者を売りに出す意向ではないものの、市場価値を上回る巨額のオファーが届いた場合には、売却を決断すると伝えられている。放出の可能性がある要因となっていると考えられるのが、サブに控えるシュテファン・オルテガの存在だ。エデルソンが負傷したトッテナム戦で途中出場を果たすと、2回の決定機を見事に阻止。ジョゼップ・グアルディオラ監督をうならせるハイパフォーマンスを随所に披露している。

  オルテガの契約は、2025年6月30日までとなっており、クラブはすでに契約延長を打診した模様だ。しかし、31歳のドイツ人GKは、新契約にサインする前に出場時間の増加を主張しているという。仮に、エデルソンが2026年6月30日までの契約をさらに延長するようなことがあれば、オルテガは退団する可能性が高いと報じられている。シティは、正GKとサブGKの去就が不透明となっており、今夏の移籍市場で、どちらかがクラブを去ることがあるかもしれない。

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