レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースは、今夏のEURO2024を最後に現役を引退することを発表した。スペインメディア『as』は、偉大な選手の引退で頭を悩ませるであろうマドリーの現状とその解決策になるオプションについて、現地時間22日に報じている。

 UEFAチャンピオンズリーグやラ・リーガなど、多くのタイトルを勝ち取る上で近年のマドリーには絶対に必要だったクロースが今季限りでの引退を発表した。この決断によって、「マドリーは状況をどう解決するのか頭を悩ませている。少なくともカルロ・アンチェロッティ監督は新たな一歩を踏み出さなければならない、もしくは新しいシステムを発明する必要があるだろう」と、同メディアは指摘している。

 記事内では、「少なくとも3つの明確なオプションがある」と述べた上で、「1つは4-3-3に戻り、ベリンガムをより内側で起用すること。もう1つは4-4-2を継続してベリンガムはそのままに、カマヴィンガまたはセバージョスをチュアメニと並べること。そして最後の選択肢はアルダ・ギュレルを中盤に配置したダイヤモンド型のシステムを採用することだ」と、クロースが去った後のマドリーの予想システムについて紹介していた。

 ただしこの3つのオプションを採用するためには条件があり、「キリアン・エムバペがチームに加わることを前提としている」と、今季パリ・サンジェルマンを退団してマドリーへの移籍が濃厚と言われている同選手の加入が鍵になると言及している。

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