エールディヴィジのAZアルクマールでプレーする日本代表DF菅原由勢に今季のイタリア王者、インテルが獲得に興味を示していることがわかった。イタリアメディア『Tuttosport』が、現地時間26日に報じている。菅原は、今夏の移籍市場でビッグクラブ行きの噂が浮上しており、今後の去就が注目されている。

 右サイドバックを主戦場とする23歳の菅原は、2019年6月に名古屋グランパスから、AZにレンタル移籍で加入。その後、完全移籍となり、2025年6月30日までの契約を結んだ。今季は、公式戦42試合に出場。通算4ゴール9アシストと結果を残した。チームは、3位までに与えられるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を惜しくも逃がしたが、4位で1年を終え、充実の1年を過ごした。

 3バックを採用するインテルで主に右ウィングバッグとして起用された、オランダ代表DFデンゼル・ダンフリースは、今夏に退団する可能性が噂されている。2025年夏に契約満了を迎える28歳のダンフリースには、プレミアリーグの複数のクラブから関心が報じられているため、移籍金が手に入る今夏での売却を目指していると考えられる。昨夏に、パリ・サンジェルマンに移ったDFミラン・シュクリニアルのような契約満了によるフリートランスファーでの退団劇のようなケースはなんとしてでも回避したい構えだ。

  また、「シモーネ・インザーギ監督は、ダンフリースの契約更新を願っている。中心選手を離したくないと考えており、その中に、ダンフリースも含まれているという。だが、もし彼が去ることになれば、すでに代替案が存在している。その中で最有力なのは、AZの菅原由勢だ」と報じられており、ダンフリースの去就が、菅原のインテル加入については大きく左右することになるものと見られる。

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