アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋を含め、リーグ最小失点とリーグ最多の無失点試合を記録したアーセナルの守備陣は高く評価されている。それでも来季に向けて、夏の移籍市場でディフェンダーの補強は必須であると、英メディア『ジャスト・アーセナル』が提言した。

 冨安は今季公式戦30試合に出場し2得点3アシストを記録。センターバックのポジションでもプレー可能だが、主に左サイドバックで起用されていた。左サイドバックは冨安、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルが流動的にローテーションを組んでいたのに対し、センターバックはガブリエウ・マガリャンイスとウィリアン・サリバで固定され、右サイドバックはほとんどの試合でベン・ホワイトが起用されている。

 結果的にリーグ最小の29失点、リーグ最多の18試合でクリーンシートという堅固な守備を披露したが、一方で問題点もあると、同メディアは指摘した。特にサリバは「酷使されすぎている」とし、「彼はアーセナルのトップディフェンダーだが、充電してさらに強くなるには、当然ながら休暇が必要だ。休養を取ることは怪我や疲労を防ぐだけでなく、監督に怪我や出場停止の場合の代役候補を見極め、新たな戦略を模索する機会を与える」と伝え、ガブリエウとサリバのどちらかが、大怪我で長期離脱した場合にどうなるかという懸念点があることを述べた。そのため、ローテーションできる陣容が必要だとして、「ミケル・アルテタには、仕事をこなすためにローテーションし、信頼できるオプションがたくさんある。アルテタは、特に来シーズンにすべてのトロフィーを争うつもりなら、持続可能性を確保するために守備のローテーションを考慮すべきだ」と提言している。

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